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美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です。
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これなんだ?

100701.JPG

答えはハリケーンタイ(あおり止め金具) 屋根垂木やトラスと上枠・頭つなぎの緊結金物で
弊社では軸組工法にも 全棟採用しているので目にしてる方も多いでしょう。

目的は名前の通り 強い風(ハリケーン)から屋根の浮き上げを守る為で
設置箇所はこんなトコロ。画像は「カバードポーチ」部分ね。

100701-1.JPG

ちなみに 矢印①はジョイスト受け金物「JH206」で 矢印②は床組隅部に使う帯金物「S-90」。

そこで問題です。

これら金物には最初から釘穴が開いていますが 釘は何本打てば良いでしょう?

1.垂木と横架材部 1箇所づつ。
2.偶数開いている場合は 一個飛ばしで奇数本
3.とりあえず全部 

さぁ アタックチャーンス。







答えは「3」の全部打つです。


金物の保有耐力は 金物の「引っ張り強度」と「釘打ち本数」
そして取り付ける「木材の樹種」によって決まります。

これら金物は元々 北米ツーバイの考え方からの相互認証ですが 使う金物は
JIS認定の溶融亜鉛メッキ鋼板で  もちろん使用する釘も溶融メッキの金物用釘となります。

前出の「ハリケーンタイ」に ZN釘を4本打つ事によって 躯体がS.P.Fの場合 
1個辺り 2.71kNの力を保有します。

ちなみに人家に被害が出るとされる 風速70mの時に金物1個辺りに掛かる力は
1.67kNとされていますので 相当に余裕があると言えますね


この他ハリケーンタイには 4.31kN / 個の強度(短期許容応力度)耐力のモノもありますが
その辺りは地域性やプラン また仕様規定や構造計算によっても異なります。

平金物にも色々種類があって 仕様箇所や設置方法が定められている訳です。

ついでなので こちらは出隅部の結合(S90)と 上下階の結合SW-67(8.12kN)×2枚の図。
 縦に設置してある帯金物(SW-67)は ZN65の釘26本で緊結して初めて保有耐力を有します。
 
 100701-2.JPG
 
あと ↓ こちらは横架材に支持点が無い場合の補強金物。
 
画像はベイマツとの緊結なので 3.5kN / 枚の短期許容応力となりますが
上記の耐力は2枚で一組として想定するので 1枚だけでって言う使用はしません。
 
 100701-3.JPG
 
もちろん 掛かる応力や荷重により金物の種類は幾多に渡りますが 一番大切なのは
しっかりとした釘種類と正しいプレートを使うと言う 基本中の基本なのかも知れませんね。
 
意外と知られていない部分なので ちと書いておこぅかと^^
 
昨日ね・・よせば良いのに「手打ち」で金物設置手伝ったら・・
 
マウスがうごかん(爆    





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【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。

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