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美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です。
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べパーバリアの有用性はここで何度も上げているので こちらでも見て頂いて
 
 
先日棟上げした枠組壁工法の建方にて 初参加スタッフの大工ちゃんに
「これ気密の為ですよね?ここまで必要なんですか?」って聞かれたのでちょっとだけ。
 
まずはそちらの現場I様邸 一階の設置後2階床の施行前に先貼りシートを

110810.JPG
 
そして2階の床設置(パネル化しています)

110810-1.JPG
 
でもって構造用合板施工後に梁を回して2階壁設置と。
 

110810-2.JPG

断面で見ると下図の様にグルっと横架材を囲ってしまうんですね。
 
100810-3.jpg
 
赤い線が室内側防湿ラインとなりますが 先貼りべパーバリアに
壁の防湿層を連続させていくのです。

これにより乾燥による木材の収縮やセトリングによる変化に対し
防湿層としての効果をシーリング等々に頼らず持続させる訳ですね。
 
国道沿いの家なんて気づかないだけで常に震度1~2位の揺れの中に
建っているんですよ。接着剤や面発泡等による気密が危険だって良く分かりますよね^^
 
その他 面材気密取れているからそこまでやらなくてもって話もありますが
特に枠組の場合はセトリング対策に 面材の上下は数mmわざと空かします。
 
例えば こちら吹き抜け部分。化粧梁が2本通ってますが丸印部分。

100810-4.JPG
 
まだ締め方前ですが 下図では頭つなぎ材の繋ぎ目~髪の毛一本分程度の
隙間ですが太陽の光を通している事が分かると思います。
 
100810-5.JPG
 
これ仕上げをしたら勿論ですが 防風シートを貼っただけでも全く判らなくなってしまいます。
 
また この隙間は木材の収縮吸収の為必要なファクトですので あえてピッタリ施工しません。
・・・いえ ピッタリ施工したつもりでも木材ですから無理ですが(笑
 
頭つなぎに限らず所詮は木造建築ですからそんな隙間や熱橋は幾多にわたる訳で
躯体が宇宙船の様になる事はありませんし その必要もありませんww

そんなこんなで転ばぬ先の杖。
 
こんな事でも後から同性能を出そうとすると大変な労力となります。
 
枠組に限らず軸組でも勿論なのですが 性能や住み心地は工法で決まるのでは無く
施工精度と採用する思想で決まるのです。とまぁちょっとしたテクニックの御紹介でした^^
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【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。

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