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美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です。
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さて 先日の「中気密でいい…訳ないじゃないか」の続き。

「6畳位の高気密な部屋に寝てると死ぬよ?」と言ったらしい住宅事業者さん。
よく聞いていると どうも以前話題になった「南雄三」さんに感化されたらしくw

南雄三さんとは「高気密・高断熱バイブル」の著者。
日本の住宅断熱化論の第一人者とも言われてたヒトです。

その方が以前「住宅性能は中気密位でいい」的なコラムを出した事があります。

要約すると 最近普通に建てるだけで中気密位(C=5cm2/m2)にはなっているから
それで良いでしょ。的な話に始まり、付加的にビニールハウスみたいな家は健康か?とか
そもそも機械換気なんてモノは必要か?などとネガティブな意見が付いてきた話です。

どーにも尾ひれの方が大きくなった様ですが(笑
本人の意思関係なく 都合よく話が組み立てられていくって良くある話です。

そもそも「中気密でいい」と言う発端は「住宅事業者の技術差」にあり 当時前衛的とされた
数字 C=1cm2/m2程度の隙間相当面積をコンスタントに出す事は難しいとされたから。

また「中気密(C=5cm2/m2)でいい」の条件には素材の透湿抵抗値を考える事で
結露の条件を緩くしたり 第三種の換気システムや熱交換を持った空調システムなどは
使えないとされ またその考えでは面材気密も否定される訳で 耐震強度を上げるには
どうしても筋交いに頼らざるを得ないという欠点は論じられていない。

その当時の自然万能主義の人達は特に 耐震なんて殆どだれも考えて無かったから
良かったけど(良かったのか?)昨今の長期優良住宅や耐震改修など社会ニーズから
すると如何にも脆弱すぎる話で。

ネットで拾い集めた いかにも良さそうな知識を無理矢理繋いだら
見事に話の筋に綻びが出てきちゃったよーって言う例でしょうね。

何の為の断熱化か。何のための気密化か。何の為に家を持つのか。
コストも辛め その根拠を明確にする事で必要なロジックと技術が生まれるのでしょう。

そんな訳で 高気密の家で換気切っても一晩で人は死ねないYOって「算数のお話」でしたww

HEHEHEHEHEHEHEHEHEHEHE


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プロフィール
こんにちは。
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男性
自己紹介:
アイコン、くっ てしてますがw

【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。

豊かな自然に恵まれたこの飛騨を、もっと住みやすく楽しくw そして笑顔と技術を全国へ。

MAIL = infoあっとhousingeyes.com
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