先日ご質問を頂いたので　少しだけ記述。

なんでもどっかの工務店の人だか営業の人だかに
「高気密の家に住んでいると危険」とか言われたらしくｗｗ

６畳位の部屋に寝てると知らずに酸素不足になって死ぬよ？とか
断熱材等石油製品から出るガスが貯まって　それ吸うと云々～。

なんだかんだで気密は「中気密」くらいで丁度良い・・・らしい。

・・イタタ。　　　未だに居るんだそんな化石みたい人。

聞いて頂けただけ良かったと思いますが＾＾　いやはや。

さて石油製品から出るガスて・・VOCの事だろうけど余程アレな建材で無ければ
通常気温の中で早々リスクが上がるほど揮発などしまへんがな。

それ言うなら建材より持ち込まれた安い家具等の方が危険なんだけど
まぁ計画換気って事すら知らないんだろうから　そこは置いとこうｗ　

ただ人間が生きていく上で　口から入れるエネルギーとして空気の量は
食事より多いのは確かなので　ここでも口酸っぱく言う位「室内空気質」は大切。

しかーし！６畳位の高気密の部屋で寝てると死ぬよ？・・のクダリにはモノ申そう。

計画換気0.5回/ｈって事は　２時間で部屋の空気が全部入れ替わるって事なんだけど
それ無視して　全く換気の無い隙間相当面積ゼロ（爆）の部屋と仮定しますよ。

・・宇宙船かっての　←実際そんな住宅を作ることは不可能ですがｗｗ

まず成人男性の呼吸量は一日に約15000Lくらい。って事で⇒１５㎥/日

◆睡眠時間を８時間として　15÷3＝5㎥
◆部屋の高さ2.4mとして６畳の部屋の気積＝23.8㎥

もう判りましたね。宇宙船の様な気密性を持った空間であっても
呼吸量の約５倍程度の空気量はあるのです。　←宇宙船でもって話ですよｗ

余程汚染された空気ならいざ知らず「死ぬよ？」の根拠が全く有りません。

ちょっと考えれば判ることなんですが　何故自然素材信仰の人達って
先進技術を嫌うのでしょう。まぁ単に勉強不足なだけでしょうけど。

実際　昨今のエネルギー事情を考えれば「中気密で良い」なんて言う思想は
環境悪どころかクライアントの財布からお金抜き取っている様なモノでしょ。

だいたい「中気密」って何だ（笑

それについては長くなるので　また今度書く事にして＾＾

気密性能で左右する居住性とランニングコスト　←既出だけど気密性について

とりあえずC値（相当隙間面積）って基準はなくなりましたが
ゼロは不必要としてもｗｗ　性能として「1cm2/m2」程度は欲しい所ですね。

それは結露抑制や快適な住空間・省資源の為に必要なファクトかと考えます。

HEHEHEHEHEHEHEHEHEHEHEHE