忍者ブログ



美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です。
[2587]  [2586]  [2585]  [2584]  [2583]  [2582]  [2581]  [2580]  [2579]  [2578]  [2577

ナンチャッテ広告の見分け方をひとつ。

最近だと数字だして「こんなに高性能です」なんて広告を見かけます。

 弊社は熱伝導率〇〇Wの高性能断熱材を採用!的なヤツです。

 

何度も言いますが、断熱は数字と厚みと施工精度です。

どれが欠けても意味はありません。

 

今回は うちに届いた塗料DMから引用しましょう。

 

リーフレットに入ってた挿絵がコレ。

 

熱伝導率0.1W/mk以下の高断熱塗料なので「夏涼しく冬暖かい」とありました。

 

 

 

塗料の話ですよ。はい。そろそろ分かりますね。

熱伝導率とは数字が小さい程、熱を通しにくいと言う数字です。

 

ちなみに、コンクリートの熱伝導率は1.6W/mk

アルミが200W/mkで、木材が1種(杉等)で0.12W/mk

 

まぁ0.1W/mkだと、ギリギリ木材より断熱性能が高い位ですね。

 

問題はそこでは無く、厚みが記載して無い事です。

 

これを熱抵抗値(R)で考えてみましょう。

熱抵抗値は数字が大きい程、熱を通しにくいと言う数字です。

吹付塗装ですから 厚みなんて1mmも無いでしょうけど

 

厚み1mmとして 熱抵抗値R=1÷1000÷0.1=0.01(m2K)/W

一番数字が近い木材が4寸柱(120mm)として同様にR=1(m2K)/W

 

あらヤダ うちだと熱橋として捉えてる木材の100倍も熱を通します(爆

 

わかりますか。

 

堂々とソレっぽい数字載せて、凄そうに見せてますが

この素材の断熱性能には 何の魅力も意味もない事が見えましたね。

 

こうなると他の性能も粗探ししたくなります(爆

 

なんとなく専門っぽい数字に騙されないで下さいね。

 

大切な事なので もぅ一回言っておきますよ。

 

断熱は数字と厚みと施工精度で決まります。

 

素材でもイメージでもありません。

 

はいここ 次の試験に出るから丸暗記しときなさいよーw






この記事にコメントする
お名前
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
こんにちは。
HN:
Eye's @ オカダ
性別:
男性
自己紹介:
アイコン、くっ てしてますがw

【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。

豊かな自然に恵まれたこの飛騨を、もっと住みやすく楽しくw そして笑顔と技術を全国へ。

MAIL = infoあっとhousingeyes.com
ふぉろーみぃ
最新コメント
[09/22  ハレルヤ@あいず]
[09/21  あおはる]
[02/06  ハレル屋@あぃず]
[02/06  可愛いおくさん♡]
[08/23  ハレル屋@あいず]
ブログ内検索
最新トラックバック
アーカイブ
忍者ブログ [PR]
PR