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美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です。
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県が民間に委託して調査した結果によると 飛騨市内にある古民家の3割は
跡継ぎが居なく このままでは急速に消滅してしまうと言う。
 
 
県も何調べてんだ・・なんて事は置いといてイマサラ感のあるデータではあるけど
改めて数字を見ると ある意味「田舎暮らしのススメ」的な啓蒙だけでは
解決出来ない現状が見える。
 
100517.JPG日本の国家的人口減少を考えれば
致し方ないとは言えるけど問題は大きく2つだろう。
 
まずは立地的条件。
 
これは公共インフラの少ない地方にとっては致命的。
ただし それはそれで良しとする生き方もアリだけど。
 
その辺 地域発展や飛騨の良さをアピールするとか
思い切って「移築」でしかクリア出来ない問題だからスルー。
 
もぅ一つは居住空間としての性能。
 
実際 飛騨地域は寒くて暑い。
 
その環境において「いろり」による暖房を想定した造りでは
中途半端な快適に慣れてしまった現代人にはキツイ。
 
真の意味での「古民家再生」とは 経年の良さを追従しながら
現代の暮らしにあった性能や安心を提供する事だと思う。

たとえばたまーの里帰り おじーちゃんの家寒いし暗ぃから行くのヤダなぁなんてのより
古いけど快適だし やっぱ飛騨って良いトコだなぁ うーん そろそろ家族で・・なんて無きにしも(笑
 
Uターン起因や転売等も視野に なんとなく昔っぽく改築して デザインだけに満足してしまうのは
住まう方にとって本当の意味での「再生」には繋がらない
 
いわゆる古民家に断熱や耐震など そこらの新築に負けない位の
住宅性能を持たせる事は可能。
 
もちろん費用対効果に照らし合わせての話。
 
寒くて暑い飛騨ではあるけど 有り余る自然の美しさや季節の移ろいを
肌で感じられる訳で ホント良い所。

そんな土地に快適な住宅があれば 日本一暮らし易い土地にも成りえると思う。
 
古民家っていう ひとつのノスタルジーに浸るのは早すぎる。
まずは「住」に求められるだろぅ潜在的な欲求を満たす事が必要かと。
 
古民家だから「 暑かろぅ寒かろぅも仕方ない 」では本末転倒。

 
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プロフィール
こんにちは。
HN:
Eye's @ オカダ
性別:
男性
自己紹介:
アイコン、くっ てしてますがw

【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。

豊かな自然に恵まれたこの飛騨を、もっと住みやすく楽しくw そして笑顔と技術を全国へ。

MAIL = infoあっとhousingeyes.com
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