さて 当たり前と言えば当たり前ですが 性能表示や
長期優良住宅規定には各部材の収まり等に細かな規定はありません。
良く言えば「施工側の良心に委ねてある」と言うか 悪く言えば
「んな事まで知るかボケ プロだろが」とでも言いましょうか(笑
それはそれで良い事なのですが^^
そこで今回は 屋根~壁の収まり。
ご紹介の現場 屋根材には USAの「Oakridge PRO Shingles(オークリッジシングル)」を
採用しましたが仕上がりのデザインの良さはもちろん 訴訟大国アメリカで
「30-Year Warranty(30年保障)」を付けている中々のスグレモノです。
とは言え 施工が不味ければ「漏水」の危険は存在する訳で。
それでも この材料に限らずですが「漏水」の危険度が高い部分は
最初に想定しておく事が出来ます。
例えば 屋根と壁が接した部分とか。
近年良くある様な 寒冷期に積雪してるくせに雨が降るなんて
訳わからんありえん気候を考えると やはり確実に押さえて置きたい技術。
でも日本にも「シングル葺き」はあるので そちらの施工マニュアル見ても
USAの多雨地区用の施工マニュアル見ても どーも心許ない。
どちらの工法も ちょっとコーキングに頼りすぎかなと。
あとデザイン的にも うーん。
って訳で コーキングに頼らない恒久的な防水を目指すアイズとしては(笑
ちょっとヒト手間掛けたりしてます。
こちら「作ってみた役物の納まりを確認してるんだぜ」の図。
あ ちなみに壁側に見えるピンクは 外張り付加断熱のHGWね。
屋根の緑色は 結露防止&防水を目的としたルーフィング。
壁は外貼り断熱+透湿防水シートまで進んでまっせって段階です。
もちろんルーフィングは 万が一の漏水時でも躯体には水が行かない様
躯体側に30cm以上立ち上げてあります。
外貼り断熱の場合は 何処で防水層を取るかって事も重要になりますが
一度躯体側で安全を取り その後外壁仕上げの前で確実に水を切ります。
上の画像の様な 折り返しを付けたGL鋼板を整形し 屋根と壁の最終水きりに。
↓そこにシングルセメントと供に 屋根材を重ねて行く様にしています。
そして その水切りに絡め 壁側にもうひとつ水切りを設置+立ち上げ
(もちろん防風紙の下)通気層を取った上で外壁の仕上げとします。
納得した職人ちゃん ルーフィングが濡れてる事を理由にして
水切りを作りに現場から消えましたが これ完了すれば漏水の危険は全くありません。
そして「万が一の刺し水」が発生した場合でも 確実に外部への
排水が可能になります。イコール漏水による躯体へのストレスが
限りなくゼロに近づく事に ( ̄^ ̄)v
誰も見る事無い部分ですが やはり大切な「質」だと考えます。
こんな事しっかり付き合ってくれる職人ちゃんにも感謝ですな。
長期優良住宅規定には各部材の収まり等に細かな規定はありません。
良く言えば「施工側の良心に委ねてある」と言うか 悪く言えば
「んな事まで知るかボケ プロだろが」とでも言いましょうか(笑
それはそれで良い事なのですが^^
そこで今回は 屋根~壁の収まり。
ご紹介の現場 屋根材には USAの「Oakridge PRO Shingles(オークリッジシングル)」を
採用しましたが仕上がりのデザインの良さはもちろん 訴訟大国アメリカで
「30-Year Warranty(30年保障)」を付けている中々のスグレモノです。
とは言え 施工が不味ければ「漏水」の危険は存在する訳で。
それでも この材料に限らずですが「漏水」の危険度が高い部分は
最初に想定しておく事が出来ます。
例えば 屋根と壁が接した部分とか。
近年良くある様な 寒冷期に積雪してるくせに雨が降るなんて
訳わからんありえん気候を考えると やはり確実に押さえて置きたい技術。
でも日本にも「シングル葺き」はあるので そちらの施工マニュアル見ても
USAの多雨地区用の施工マニュアル見ても どーも心許ない。
どちらの工法も ちょっとコーキングに頼りすぎかなと。
あとデザイン的にも うーん。
って訳で コーキングに頼らない恒久的な防水を目指すアイズとしては(笑
ちょっとヒト手間掛けたりしてます。
こちら「作ってみた役物の納まりを確認してるんだぜ」の図。
あ ちなみに壁側に見えるピンクは 外張り付加断熱のHGWね。
屋根の緑色は 結露防止&防水を目的としたルーフィング。
壁は外貼り断熱+透湿防水シートまで進んでまっせって段階です。
もちろんルーフィングは 万が一の漏水時でも躯体には水が行かない様
躯体側に30cm以上立ち上げてあります。
外貼り断熱の場合は 何処で防水層を取るかって事も重要になりますが
一度躯体側で安全を取り その後外壁仕上げの前で確実に水を切ります。
上の画像の様な 折り返しを付けたGL鋼板を整形し 屋根と壁の最終水きりに。
↓そこにシングルセメントと供に 屋根材を重ねて行く様にしています。
そして その水切りに絡め 壁側にもうひとつ水切りを設置+立ち上げ
(もちろん防風紙の下)通気層を取った上で外壁の仕上げとします。
納得した職人ちゃん ルーフィングが濡れてる事を理由にして
水切りを作りに現場から消えましたが これ完了すれば漏水の危険は全くありません。
そして「万が一の刺し水」が発生した場合でも 確実に外部への
排水が可能になります。イコール漏水による躯体へのストレスが
限りなくゼロに近づく事に ( ̄^ ̄)v
誰も見る事無い部分ですが やはり大切な「質」だと考えます。
こんな事しっかり付き合ってくれる職人ちゃんにも感謝ですな。
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こんにちは。
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性別:
男性
自己紹介:
アイコン、くっ てしてますがw
【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。
豊かな自然に恵まれたこの飛騨を、もっと住みやすく楽しくw そして笑顔と技術を全国へ。
MAIL = infoあっとhousingeyes.com
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