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美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です。
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ウォールカバーリングの参考にと
米雑誌パラパラと見てて 目に止まった一枚。
 
彼らが「和」を意識すると こんな感じになるらしぃ。
 
 100306.jpg
 
頑張って障子作ったんだね^^ ポケットなのは使いやすいとしても
平ケーシングが鳥居になってるあたり泣かすw
 
つか 扇のクロスて・・んなもんあるのか(爆
 
まぁ向こうでは布を壁に使う事も多いから
きっと着物の反物かなにか そのまま壁に貼ったのだろう。
 
広義な意味で参考になります。   やりますな アングロサクソン(笑
昨日の「ロートアイアン」ネタに続き 本日もアイアンワーク。

ロートアイアン(鍛鉄)は錆にも強く 外部にも使ったりします。

例えば デザインから興して「門扉」として。
背より高い門扉なんて 中々既製品ではありませんし。
 
100305-2.jpg

圧迫感の無い様 デザインはシンプルにまとめてあります。
リースは奥様の手作り。素敵です^^

その他 ロートアイアンではありませんが
USA・Fitts社のStair Partsなんかもイケますよ。
 
 100305-1.jpg

 木製手摺りとの相性も良いでしょ^^
こちら段板はカーペット巻きなので 上り下りが楽だったりします。
 
ちなみに・・
 
うちの事務所のカーテンポールは「アンティークアイアン」だったりしますが
 
100305.JPG
 
何を隠そぅ 実は「なんちゃって塗装」なだけで見事にフェイクだったり^^
 
100305-3.JPG

アリって事で ひとつ(笑

ロートアイアン(鍛鉄)で ちょっとした手摺りとか。
 
100304.jpg
 
白いのはプライマー処理後だから。
 
階段の安全とインテリアのアクセントに。
 
デザインから興して ロートアイアンは単品輸入の上
鍛冶屋さんに作ってもらいます。
 
設置して塗装すると こんな感じ^^
 
100304-1.jpg
 
正しい「スパニッシュ」ひとつの手ですね。
 
飛騨のうまぃもんシリーズ 今回は「福壽庵」さん。
 
いただきモノの上に 既に一口いっちゃってますが(笑
 
竹墨いちご大福の図
 
100302.JPG
 
ブラックフェイスがイカシてますな。
爽やかなイチゴの甘さが口いっぱいに広がります。
 
ここの「いちご大福」が始まると 飛騨もそろそろ「春」かなって感じよね^^
 

 
ちょぃとこちらオサボリして 関東遠征に出ておりまして
昨日は都内に ハデな応援団多いと思えば「東京マラソン」だったんですね^^

って訳で途中「平湯バスターミナル」駐車場にて 季節のヒトコマ。

100301.jpg

春っぽくなってきましたww

しっかし 重機が小さく見える(笑

本物の BoxBlick (煉瓦)だから出来るコーナーの段積み【 T様邸 】
 
 100225.jpg
 
北米から来た煉瓦ですが 本物ならではの質感と陰影が美しいですね。
 
さて煉瓦の積み方には 幾多の種類があります。
代表的な積み方を3種類ほど。
 
 100225-1.jpg
 コモン・ボンド
( Common Style )
 
もっとも一般的な平積みです。



100225-2.jpgイングリッシュ・ボンド
( English Bond )
 
英国積みと称される
平積みに半丁をクロスさせた積み方
 


100225-3.jpg フレミッシュ・ボンド
( Fremish Bond )
 
フランダース積みと呼ばれ
英国積みより リズム感が出ますね。


こんな事思いながら 古い洋館巡りとか楽しい・・かも(笑
 
 
通気層と言う限りは ちゃんと通気しないと意味がありません(笑
 
もちろん万が一の漏水時にも 漏水を的確に排水出来る様
確実な施工が求められるでしょう。
 
そこで今回は そのチェックポイント。
 
まずは 最下部の水切り。
 
水切りと言う限りは 最終的に水を切らなければイケません^^
 
って訳で弊社標準施工としては 透湿防風紙の下に設置し
ブチルテープにて圧着します。
 
 100224.JPG
 
築後のシロアリ点検の為にも 後で検査し易い様すると言う目的もあります。
 
↓そして 通気層(外壁下地)の設置。
 
100224-1.JPG 
 
最終的に漏水があった場合でも 基礎や土台に触らないで排水出来る事が基本です
 画像透湿防風紙の躯体側には「外貼り断熱」 水切りは基礎断熱の厚みより特注サイズなり。
 
最下部から伸びた通気層は 軒天または棟から排気。
ここで通気を止めたら本末転倒ですので 大切なポイントです。
 
100224-2.JPG 
 
画像は出窓の屋根部分。
 
有孔の軒天井より排気し屋根上からは その上壁への通気層に繋ぎます。
※大きな下屋の場合は 二重水切りにて上部壁下より排気します。
 
開口部(窓)周りも 下部・上部供に空気が停滞する事無く流れる
的確な通気スペースが必要ですよ。
 
そして壁最上部からは軒天開口も併せ 垂木間より棟へ。
 
 100224-3.jpg
 
屋根棟に設置した換気口より 上昇気流と供に排気です(工事途中ですよ)
 
 100224-4.JPG
 
はるばる基礎部より屋根頂上までの 長い道のりでした(笑
 
屋根に関しての換気量は 基準法でも定められていますが
やはり的確な施工が求められるかと思います。
 
100224-5.jpg 
 
クリックで大きくなりますが ちなみに今回のモデルは上記「ホ」っすね。


 
最近は外壁施工前の「通気層」設置は普通の事になりましたね。

10年とか以前「通気層」の必要性を訴えていた頃とか「冬季は通気によって
躯体が冷やされるからダメだ」とか「火災時に火の通り道になるからダメだ」等々
結構バッシング受けてたのが懐かしおす(笑 

100223-2.JPGもちろん 建築基準法に定められている訳でも
ありませんし無ければ無いで 別に違法建築でも
手抜きでもありません。

ただ個人的には リブがある様な素材は別としても
外壁素材の種類に関わらず 万が一の外壁からの
漏水時に躯体に水が行かない様 また的確に
排水出来る為にも必要だと思っています。

そんなこんなで通気層。

通常 横貼りの外壁材の場合は縦に胴縁を配せば
外壁下地としてそのまま 土台水切りから軒天~棟へと
通気のラインが見て取れます。

ただ 意匠的に縦使いの仕上げ材を使用する時などは
縦の下地では施工できませんので 通気胴縁は横施工となります。

こちら 某サイディングメーカーの推奨施工方法。
※塗り壁下地用の施工資料ですので 横胴縁のピッチはここでは触れません。

100223.jpg

横胴縁の場合1820㎜以内に30㎜程度 通気部分の作成を推奨してあります。

100223-1.JPGただ 内部からの水蒸気(湿気)排出や
万が一の漏水時など的確な排水・乾燥
促進を考えると ちょっと厳しい。

「漏水対策」と考えると ちょっと心許ないかなと。

って訳で ちょっとヒト手間。

弊社では横胴縁を使用する場合 その胴縁に対し
約220㎜ピッチで 躯体側に「欠き込み」を入れます。

※外壁の重量によってピッチは異なります。

こうする事で通気は促進され 万が一
漏水があった場合でも排水乾燥
無理なく うながす事が可能になります。

特に どーと言った事はないのですが^^

もちろん開口部周りにも 停滞空気層を作らない為の「隙間」は大切なポイントです。

100222.jpg本来の「スティック・ワーク(Stick Work)」とは
柱や梁など軸組み構造部を外部に現わしたデザイン。

「ティンバーフレーム」や「チュダースタイル」等
カテゴリーされるイギリスデザインが発祥。

しかし アメリカでは枠組壁工法(2×4)が
主流になった事から それはデザインとして
残る事になる。

柱型や梁を強調するのが特徴。

Decorative Timberと称される事もある。

画像は軽井沢の旧三笠ホテル。
こちらも装飾としてのスティック・ワーク。

「明治38年」竣工らしいけど 今見てもオシャレ。

こゆの手間は掛かるんだけど
バランスまとめると表情が生まれるし やっぱ美しいすね。

USA Marvin社からのカレンダー 2月のフォト。
 
北米で良く見かける Daylight Basement(半地下)のある素敵なおうち。
 
 100221.jpg

画像右側の屋根が きっと車庫なんだろねと。
 
高さ制限の厳しい日本だから「半地下」ってカテゴリー もっと見直されても良いのになぁって。
 
てかこの家 「モールディング」だの「コラムポスト」だの やけにデカすぎな気が(笑
 
100221-1.jpgははーん
 
もしかして ミッキーさんの家がモチーフとか?はは。
 
そぅ
 
アクセントに決まりは無い。
 
思いっきり デフォルメしちゃって
ファンタジックに暮らしたって いーぢゃ無いか(笑


 
全国の数少なぃ激レアなファンの皆様 お待たせ(笑

本日は昨日の続き

壁の部位によって断熱性能は変わり
「木部現わし」の部分は 断熱基準を満たしていない~から。

断熱等級4(最高ランク)にて 壁に求められる基準は「R値=2.3m2・K/W」に対し
梁現わしの部分は「R値=「0.879m2・K/W」 ↓ これ以前挙げた表。

t-r.jpg

今回のモデル住宅の「断熱性能R値」の比較です。

困りました。梁断面の部分は「新省エネ基準」すら満たしていません
それでも 長期優良や性能表示は「最高ランク」として位置づけられます。

だからダメだと言ってる訳ではありません。しっかり合法な事はもちろん
次世代基準をクリアした家と そうでない家の「快適性」は雲泥の差には違いありません

ただ耐震等級を2以上にすると どうしても躯体断面積は増えます。
そうなると益々 外部と繋がった木部が増える訳で。

もちろんプランによって大きく異なりますが アバウトに見て
外壁見付け面積に対し「19~31%程度」 ~ そぅ 外壁の構成面積のうち
2~3割は基準を満たしていない事に

いくら頑張って凄い性能の断熱材を充填しても そんなもんです(笑

施工精度が悪ければ もーお話にすらなりません。
基準はあくまで机上。素材の持つ数字だけの整合ですから。

そこで弊社では 次世代の次のステージとして「長期優良」や「性能表示」に関係なく
充填+外貼り断熱の付加断熱を推奨しています。

躯体外部にも断熱を施し 熱橋に成り得る部分をスッポリ囲ってしまうのです。

こちら今回のモデル住宅の様子。

100229.jpg

右下のみ撮影ポイントが違いますが^^

さて上で 現わしの部分は「R値=「0.879m2・K/W」としましたが
外部を熱伝導率【 0.038W/mk 】の断熱材で スッポリ正しく覆う事で
問題になる部分の熱損率を補う事が可能になります


単純に画像の厚み50mmを付加するだけで R値=「0.879m2・K/W」だった部分が
R値=「2.19m2・K/W」へと 性能が向上します。

ただそこまでしても わずかに基準には満ち足りませんが
外壁側通気により直接 木部が外気の影響を受けない事や 断熱材の5倍以上ある
木材の熱容量(KJ/m3・K)を加味し
再計算にて この施工手法を標準としています。

もちろん更なる強化には 外貼りの厚みを増やしてあげれば楽勝クリアですし
枠組壁工法の場合は 206や208WALLへの変更で簡単にオツリが来ます。

また外貼りの断熱材を 熱伝導率【 0.020W/mk 】以下の フェノールフォームに
置き換える事で 簡単に断熱性能を上げる事も可能です。

それでも厚みを増やした場合は外壁保持の方法 また硬質板を使った場合は
気密層の位置設定など 大切な考察論点が異なりますので一概には言えませんが

「外張りvs充填断熱論」ってのはナンセンスとしか言いようが無く
家の断熱・気密は セットで総体的に考察する事が必要かと考えます。

もちろん「壁」だけで無くね。
あと外貼りのみの場合は壁体内の気流止めなきゃ 絵に描いた餅ですし。

この辺は「既存住宅の断熱改修」にも流用出来る技術です。

そして性能云々の前に コストも最重要な課題の一つ
無駄にお金使ってる場合ぢゃ無いですもんね。

そんなこんなで壁の断熱 - 同じ断熱基準でも「質」の違いがあると言うお話でした。

よく見る住宅会社の断熱説明で 躯体断面のパンフレット等ありますが
躯体や開口部周りを切った断面図って無いでしょ(謎

見せたくないのか はたまた知らないのか。さーどっちだ(笑
 
今回は ちょっと木部をイジメタ感がありますが新省エネ基準程度のQ値なら
鉄骨造やコンクリート造の様に躯体が直接熱橋(ヒートブリッジ)になる事はありません。

木の家は「温熱環境的」にも かなり有利に振れる事は明記しておきます。

ご存知「長期優良住宅」には 断熱性能として
性能表示における最高ランクである「等級4」が求められます。

今回は「壁における断熱」のお話。

例えばⅡ地域(飛騨)にて 壁に求められる断熱材は
R値(熱抵抗値)換算で単純に「2.3m2K/W」を満たせば良い事に。

と言いつつ なんの事はありません。

↓ 画像の①部分に 熱伝導率【 0.038W/mk 】の断熱材を
たかだか 90mm充填すれば規定をクリア出来ます。

100218.JPG

しかし それで良いのか?

① 断熱材を充填すべき壁厚
② 開口部を繋ぐマグサ
③ 躯体横架材
④ 断熱材を充填しちゃったよ

この画像で5割を占める位の ②と③の部分は普通に木材ですね。

最近の木軸造は 構造躯体(梁等)を露出する様なデザインが
流行りですが そこに問題提起。
・・悪いと言ってる訳では無いですよ^^

例えば木材の熱伝導率は 0.12~0.19W/mk。
今回のモデルに当てはめると 使用木材は天然1種にて「0.12W/mk」。

断熱材の充填された部分は それだけで基準をクリアするとしても
外部と繋がっている木材部分はどうでしょう?

通常行われる工事~外部通気層から室内への構成部材に熱伝導率を掛けてみましょう。

(構造用合板×厚み)+(木材×厚み)+(内装下地×厚み)で導き出せます。
単純に画像の木部分の熱抵抗値は R=「0.879m2K/W」

あらら 断熱材充填の部分ではクリアしてるのに
木材部分では 基準である「2.3m2K/W」に全く届いていませんね。


吹き抜け等で無い場合は 天井裏と言う空気の層が出来るので
その限りではありませんが 吹き抜けや天井梁等表しにした場合の
木材部分では そこが多少なりとも熱橋になる事は否めません。

それでも仕様規定では ソコに全く触れません。
すなわち 長期優良住宅の基準からは外れない訳です。

ちなみに 上画像に断熱材を充填後べパーバリアまで施工したよの図

100218-1.JPG

ピンクの部分(断熱材)と木材部分の比率が判りますね。

えー そんな大雑把な基準なのー?って声が聞こえた様な^^

さて 続きは明日(笑


=== 熱抵抗値(R値)って何だ?

熱抵抗値(R値)とは 材料の熱の伝わりにくさを表す数値。
裏表に1℃の温度差がある場合に ある厚さの材料の中を面積1m2あたり1秒間に伝わる熱量の逆数です。値が大きいほど熱が伝わりにくく 断熱性能が高いということになります。
[ 単位は m2・K/W ]



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【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。

豊かな自然に恵まれたこの飛騨を、もっと住みやすく楽しくw そして笑顔と技術を全国へ。

MAIL = infoあっとhousingeyes.com
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