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美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です。
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100825.JPGほぉ なんの告知も無く4日もブログ放置してましたな。
って何故に人事なんだよっ ←すいません。
 
ちと業務が圧縮しすぎで思わず布団になってしまう
寸前でした ←どんな例えだよっ。
 
さて(汗
 
HPの方では告知済みですが お施主様のご好意を頂き
「子育て奥様応援企画ヨーホー」
平日ゆっくり御覧頂ける様 1Weekの開放にて
オープンハウス見学会やってますよ^^ 
 
 
今回のテーマは「コンパクト・サスティナビリティ」 
家族を思いっきり楽しもう!です。
 
躯体は阪神大震災で倒壊・半倒壊ゼロを誇った
枠組壁工法(2×4)をベースに「アイズクオリティ」を
しっかり散りばめてあります。
 
そしてもちろん断熱性能は「次世代断熱基準」の ほぼ倍。 
日本の最高基準換算にて その半分以下の熱源で快適に暮らして頂ける性能をご提供。
 
地熱利用の換気構想などもご覧いただけます。
 
小さく建てて大きく暮らそう!
 
ハウジングアイズの考えるローコストとは 単に安い物を安く提供すると言う事ではありません。

米国人にとって家とは自分のステイタスに併せ住み継ぐ物。
自分を主張するファッションであり 投資の対象でもある訳で。

また よほどの成功者で無ければ 建築士に頼む様な
カスタマイズド・プラン(自由設計)の新築には住まない。

よって気に入った物件があれば それを購入し
自分でカスタムリモデルする事になる。

アメリカ住宅と言えば「デカイ」「広い」「派手」なんてイメージがあると思うけど
90年台頃からトレンドは「コンパクトでシンプルなサスティナブル空間」へと
変貌してきているのも確か。

トレンドはLOHASな住まい 【 08年7月のヒトコト 】

そんな米国リノベーション事情で 素敵な案件の御紹介。
⇒  Maze of Contemporary Living 【FresHome】

まずはフロントヤードは街並みを守る事を前提として バックヤードや内装は
目一杯モダンに。こちらツイッタで教えてもらいました。

本日は上記URLから画像お借りして多めに^^

伝統的街並みと言える半地下の FolkVictorianStyle はそのままに

100723.jpg

バックヤードは がっつりモダン。 いぁ同じ建物ですから(笑

100723-1.jpg

モダンで明るいグレートルーム。

100723-2.jpg

ハシゴ状のチャンネルブレードも室内側からは陰影が生まれて良いね。

100723-3.jpg

GoodJob.

そんなこんなで 米国のリノベーション事情。

もちろん機器類の更新に併せ 窓や空調等も環境負荷の小さいものに更新していくのが
一般的だけど見た目だけ新しくするのは リノベーションとは呼ばないと言う事。

住宅と言う大切な資産。まずは骨組みをしっかりとした思想に基づき作っておく事が
その後のリモデル(更新)にとって一番大切なファクトだって事が判りますよね。


住宅の長寿命化を想定した場合 これまで20~30年で
取り壊されていた住宅寿命では見えてこなかった課題も多いだろう。
 
そのひとつはメンテナンス。
 
どんなに「本物ソックリ」なレンガ調窯業サイディングで飾っても
10~15年以内には 必ず足場を組んでの再塗装が必要となる。
 
忘れがちだけどモノには寿命があり 最初からその更新を見越して
建材が作られていると言う事も頭に入れておくべきかも知れない。
 
その辺り想定すると 新築時(リモデル時含む)の初期投資は
何年での維持費を見るかによって大きく異なって来るのは確か。
 
その想定として個人的には 最低でも「ライフタイム」~一世代が
責任を持たなくてはイケナイだろう期間 30年程度は見通したいと考えている。
 
テクニカルな話は置いといても 例えば維持費や耐久性を考えて
外壁は木製をチョイスし そしてそれが生きる為のデザインを落としていくとか。
 
 100713.jpg
 
順序的に逆感があるけど そんな手法もアリなのでは無いかと思う。
木だったら経年変化でシルバーグレイに変化する風情を楽しむのもオツと言うモノ。
 
あくまで例えばの話だけどね。
 
 100713-1.jpg
 
ボックスブリック積み上げたら 数十年で塗り替えなんて有り得ないし。
 
目の前のナンチャッテ「安物」に踊らされるのはナンセンスですぜ。
いぁ もちろん価格が高ければ良いって話ぢゃ無いですからねww

弊社では全棟 瑕疵保険はもちろん第三者機関による検査・認証を受け
地盤保証・瑕疵保証の他 ご契約からお引渡しまでの保険として
「完成保証」もお付けしております。
 
もちろん御信頼頂いての契約と思いますが やはり余計な心配はしたくないですよね。
~と言う訳で ひとつの安心提供の意味でサービスの一貫として行っております。
 
そこで その「完成保証」ですが本年5月1日以降のご契約の方より
 
 100702.jpg
 
「 完成保証 ⇒ 完成サポート 」 と名称が変わりました事お伝えいたします。
ご契約内容的には これまでと特に変更はございません。
 
「完成保証」に関する名称の変更についてでした ,,orz
今度共どうぞハウジングアイズに御注目賜ります様お願い申し上げます。
仕上がってからは見ることが出来ない恒久性能の根拠。

コストを掛ければ そのコストに見合った性能が
無条件に手に入ると言うワケではありません。

また弊社では恒久性能の一旦を担う「断熱」「気密」等
工法を問わず全棟一貫した理念を貫いています。

決め事が通っていれば 工法の違いは仕上がりイメージと
その得手不得手・コストの差だけになりますね。

御見学は ご予約に併せツアー時間や会場を設定致します。
お気軽にお申し込み下さい。

 studyparty.jpg
 
お申し込みはHPの「お問い合わせ」より随時お受けしておりますが
 
お電話によるお申し込みは → Phone : 0577-72-0070
ファックスによるお申し込みは → Fax : 0577-72-0078
E-Mailによるお申し込みは → info あっと housingeyes.com  ~までお気軽に^^
 
ご住所・お名前・連絡先に併せ 希望日時をお知らせください。

そそ 先日協力業者さんからHPに置いてあるアドレス「あっと」は「ひらがな」ですよね?
なんて問い合わせを頂きました。 んーその手がありましたか(笑

アドレスの「あっと」表示は @←に変換してください^^

以前挙げた かんたん構造チェックポイントの一部や思想はこちら に置いてありますよ。


 
100512.jpg長期優良認定やエコポイントに
輸入サッシュが使えるのですか?

最近良く頂く質問です。

キホン 性能値を満たしていれば
全く問題なく使えます。

日本で開口部に求められる基準には「熱貫流率」しか
ありませんが 北海道も含めた断熱最高等級で
熱貫流率=2.33W/(㎡・K)以下を満たせば
Ⅰ・Ⅱ地域供にエコポイント等の対象になります。

ちなみに右画像
うちで良く使うUSAの木製サッシュの場合 例えば画像のダブルハング・LOW-EⅡアルゴンだと
ガラス・フレーム値で熱貫流率=1.59W/(㎡・K)となり 普通に日本の最高ランクを凌いでいます。

この辺りは付け焼刃的に ここ最近頑張りだした日本の基準より
欧米の厳しい基準は一日の長があるとも言えます。

20年ほど前そんな性能のサッシュを標準で使っていた頃など 同業さんに
アホ扱いされましたが ようやく時代が追いついて来たって感じでしょうか(笑

この辺は「導入コスト」とその「資金的回収」を算定し 前出ラインを標準としていますが
もちろんもっと優れた性能のサッシュは存在します。

そう言えばUSには SHGC(日射熱取得率)なんていう地域基準もあり
同じLOW-Eってガラスでも 日本とは太陽熱の捉え方が異なっています。

100512-1.jpg

上記は Marvin社のカタログより
日射角度が高い夏季の陽光は遮り 角度の低い冬季の陽光は吸収すると言う図解です。

と言う訳で性能値を満たした窓なら 輸入に限らず「エコポイント」等認定可能ですよ。
窓に限らず 美しさと高い性能が同居してる事も多いものです。 選択肢は多い方が良いですね。

まぁ 笑えない様なイタタ話もあるらしぃ?ので理論武装は必要ですが(爆
もちろん正しい「施工精度」があっての話です。

語弊がありそうだが 私的にはオール電化信者では無い。
 
ただクライアント様が「どーしても」って話だったとして
それを無理に否定する事はしない。
 
ちなみに「オール電化」の為の要件としては 暖房も含め
全ての熱源(エネルギー)を 電化すると言う条件があり
それをクリアする事によって電気料金一律5%割引なんて恩恵も受けられる訳で。
 
公共インフラとしての電力供給なのに とりあえず全てを電化したなら割引しますよ。
ってのは「独禁法」触れるんぢゃねーの?なんて事はここでは触れない事にしよぅw
 
てか中電さんにもクライアント様大勢みえるし それはそれで(笑
 
とりあえず電化の暖房と言えば 最近流行り?なのが蓄熱暖房か。
 
実際 単純に昔のシーズヒーター宜しく ニクロム線を熱して煉瓦に蓄熱させると言う
恐ろしく効率が悪いシステムではあるのだが 単純ゆえに解り易いのも確か。
 
使い勝手はさておき 効率悪いとは言え深夜電力だからランニングコストはお得側に傾く。
ただ深夜電力って事は殆どが原子力発電。って訳で蓄暖入れてるけど原発には反対!
なんて事は無理が大きすぎる話なので 原発は温かく見守る必要がありますわね^^
 
いぁ 話がそれてしまった。今回はその「蓄暖の設置方法」について。
 
100423.jpgここでは何度も出てるので細かくは割愛するけど
管理出来ない壁体内の気流の話など。
 
蓄暖の良さとしては やはり「静かさ」か。
 
そして その特性を生かす為にも
おススメは床下設置。
 
ただ設置マニュアル見てて
違和感を感じたので一考。

なんだかんだ言いつつ ちゃんと蓄暖とか
視野に入れて検討してる訳で(偉いね・笑)
 
右図は その設置マニュアルからの抜粋。
 
下の外周部図にある気密パッキンが
何故そこに必要なのかは置いといて(笑
 
内周部の断面にて 柱~根太間には
隙間を開けましょうとある。

御丁寧に気流イメージの矢印まで。
 
床下設置の場合 暖気を基礎内均一に回したいと言う意図は判るのだが これは非常にマズイ
 
通常 床下を外部と捉えた場合に こんな施工だと室内にあるハズの内部の壁が
熱の煙突として基礎内の冷気を上げ 全く暖房が効かない事になる
 
冷たい空気が壁を上がってくると言うと不思議な話だが 室内で暖房した場合
暖かい空気は上昇し それに引っ張られる形で 床下の冷気が上がってくると言う訳
その経路としての内壁は絶好の通り道。 
 
それは暖房能力低下と言うだけで無く 結露やカビの原因にもなるので
暖房強くすればする程 気流が強くなり 家や住人にとってはストレスの元となる。
 
下図で言う所の○部分 - 外気に接しないハズの部分の話ね。
 
 100423-1.jpg
 
そこで 基礎外周部を気密化して床下に暖房をってのが床下暖房の考え方なんだけど
気密化されていない住宅では その熱が見事に上に抜けて行ってしまう。
 
あぁ だからラインナップされてる機種は異常に能力デカイのか・・と。
 
抜ける分以上に暖房能力を上げれば ある程度暖まるので
それはそれで良いが
 エネルギー損失と言った面から見れば 激しく環境悪
 
また その暖気が建物に「ワルサ」をするとしたら住まう方の「健康」や「お財布」にも打撃。
お金使って打撃受けて それ気付かないなんて自虐マゾ行為とか異様に悲しいよね。
 
どんな良いモノを使うにしても 正しい考察は必要不可欠って事。
 
それにしても蓄暖も もちょっと能力低い機種出してもらえると
ある程度 考察に入れ易いんだけどねぃ。住宅性能の底上げが無いと難しいんでしょね。

 
日曜日だってのに普通に仕事してる残念な野郎にて こんにちわ(涙
あぁ 休みって何だっけな うぅ。

さて昨日の「 断熱基準 義務化なるか 」の続き。

政府は20年までに温室効果ガスを90年比25%削減する事を
公約してしまいましたが CO2とか言われても正味判り難いので

本日は単純に 住宅性能の違いによる「お財布の歳出」効果から。

そこでプランニングセットアップとして 一件のご家庭で見てみましょう。

■ 地域:Ⅱ地域(飛騨地区)
■ 延べ床面積:36坪
■ 内外温度差:22度(外部0度の時 室内を22度に保つ為の温度差)
■ Q値は同じ建物・方角として4種類

以下の図が 同じ暖房温度を想定して 建物のQ値(熱損失係数)からの
エネルギー使用量の違いです。

※この図ではエネルギーを灯油として 燃焼効率85%にて算出してあります。
100418.jpg

内外温度差の22度とは 外気温0度・室内温度22度の
平衡状態を保つ為のエネルギー使用量。24時間暖房だと見て下さい。 

まずQ値の違いによって 必要暖房能力を比べてみましょう。
同じ大きさでも 温度を保つ為の暖房機器の能力の違い が解りますね。

その右側で 各性能値によるエネルギー使用量やコストが読めますが
この辺りで築15年以前の建物は 殆どがQ=4(等級2)クラスだったりします。

それを次世代断熱に上げるだけでも 年間にすると結構な節約になります。

またこの数字はC値(隙間相当面積)を加味していませんので
それらも入れると もっと差は広がると言えます


この辺の違いは 暖房費のみならず「住み心地」「建物の耐久性」にも
大きく寄与する部分です。

ii.gifちなみに うちのクライアントで24h暖房入れている方でも
上図の弊社最低基準の暖房費よりも全然低いっすよ。
つまり性能がもっと上って事ですね v

もちろん寝てる時まで そなぃ暖かくする必要は無いですし
温度の感じ方は感覚で各人違いますので 上表はあくまで最大値と見てOKですが。

本来 住宅を省エネに傾むかせたいのなら Q値にして「1」前後は目指したい所です。

ただ むやみやたらと断熱性能を上げようと言ってる訳ではありません。

「正しい施工精度」を絶対条件として 断熱性能を上げる為のコストや
機器類のイニシャルコスト・ランニングコスト・その後の更新も全て総括して
あくまでペイラインに乗る事 また何年でペイ出来るかって事も大切かと考えます


見せ掛けのエコに振り回されるのはナンセンスと言えそうです。

あ そそ ここでは灯油での暖房を想定しましたが 最近ではヒートポンプの性能も
格段に上がってきています。

寒冷地でのヒートポンプ暖房は融氷に電気が回ってしまい効率が悪いですが
オリジナルの廃熱回収を施したヒートポンプ暖房は しっかり機能していますww

今後COP値の向上等で 飛騨の様な極寒地でも主力として考えられる日も近いかも。
 ※あくまで電気でのヒートポンプの話です。
   深夜電気蓄熱ヒーターは全く加味しておりません(今後も無しかと)

今はその辺りの機器類設定の狭間的期間とも言えますので
現在はそこそこのモノを入れておいて 機器の寿命が来た更新時に
色々なエネルギーを考察出来る様 想定しておくって事も大切なファクターかと思っています。

もちろん断熱改修リモデルにも当てはまる考察思考かと考えます。

100330.jpgもぅすぐ4月だってのに 今朝も冷え込みましたね。

マイナス7度とか。

なかなか難儀な飛騨高山です^^

って訳で 先日の見学会会場ネタ。

木造の弱点と言えば やはり蓄熱力の弱さかと。

せっかく暖めた空気 少しでも蓄えて置ければ
室温の安定に寄与できますよね。

そこで弊社スタンダードとしては「基礎断熱」として
床下コンクリートスラブ等々を蓄熱層と捉えます。

その辺の数字やテクニックはまたの機会として
単純に 今回の会場データなど。

今回の会場は「床下暖房」として「基礎内」に
熱源を設置してありました(弊社スタンダード)

容量的には 4.2KWですので通常18帖程度の
空間を暖める位の熱源です。

見学にみえた方は その優しい暖かさを体感されたと思いますが
全館を暖めていた熱源なんて たかだかそんなもんです(笑

その床下コンクリートの温度を見てみましょう。

昨日は夕方 熱源を落としました - 落とした時の床下温度は23度。

そして氷点下7度だった今朝の床下温度は15度でした。
室内も ほんのり暖かい位。

熱源が何も無い状態で氷点下の中 8度のみの低下です。
寒いハズの床下の温度ですから 結構スゴイでしょ^^

新築時はコンクリートの余剰水分や 地熱回収のタイムロスが大きいので
床下暖房が立ち上がるまでは 1年以上掛かりますが
ほんの数日(3日)熱源を入れていた状態で そんな感じです。

微弱で良いので 継続的に熱源を与えてあげれば
少しのエネルギーでも暖かく暮らす事が出来る事が想像出来ますね。

そぅ 高機能と言われる機器や太陽光発電に頼るより
大きく省エネに寄与し 環境にもお財布にも優しいと言えます。


イメージでは無い「的確な断熱」と「思想」 やはり大切なカテゴリーかと思います。

もちろん既存住宅改修リモデルにも 流用出来る「思想」や「技術」でもあります^^


100326.JPG窓の外 雪舞ってますね(笑

さて 明日からの見学会会場は国土省認定の
「長期優良住宅」です。

詳細はこちら  【 ハウジングアイズ 】

時に 同じ「長期優良住宅」でも
質の差は存在し得る言うお話です。

下記リンク「長期優良に惑わされるな」
ちと意味深 Disなタイトルですが
同業さんに人気が高かった様で(笑

惑わされるな!と言いつつ
使用画像は今回の会場です^^

まとめて欲しいとの御要望が
多かったのですが 中々時間が取れず(涙

ここに 一覧置いておきます。

もちろん下記以外にも 的確なポイントは多く存在します。
同じ基準でも 思想や技術レベルには「質の差はある」と言う事ですね。

それでも 建物が完成してしまうと見えなくなってしまう大切な部分。

イメージでは無い「恒久性能と思想」が 貴方と貴方の家族を守る
「カナメ」になってくれると考えています。

なんて小難しい話は置いといて(笑

明日は現場にてお待ちしております。
お気をつけてお越し下さいませ。


長期優良住宅に惑わされるな!「 え?最上位サッシュでも結露するの? 」

長期優良住宅に惑わされるな!「 窓周りの結露と対策 」

長期優良住宅に惑わされるな!「 気密と言う性能 」

長期優良住宅に惑わされるな!「 水を切ると言う事 」

長期優良住宅に惑わされるな!「 断熱の盲点 」

長期優良住宅に惑わされるな!「 断熱の盲点 答え合わせ 」

長期優良住宅に惑わされるな!「 外壁通気層の目的 」

長期優良住宅に惑わされるな!「 外壁通気層の目的 2 」


こんなツブヤキにお付き合い頂き 感謝感謝にございます^^

今度の土日 3月27・28日は「素敵なおうち」見学会です。

t-study.jpg

HPの方もようやく挙げました。上画像クリックで飛べます。

「百聞は一見にしかず」 です^^
素材の確かさだけで無く その「質感」や「楽しい暮らしへの提案」も御確認下さい。

断熱や耐震・恒久性などハードの部分はもちろん
空間の繋がりやコーディネイトなど「プランの質」も見所のひとつですよ+

尚 今回の見学会は「T様邸」の御厚意にて開催させて頂きます。
ご来場の際は簡単なアンケートと手袋の着用をお願いしますので
あらかじめ御了承の程お願い申し上げます。

今回も自慢ぢゃ無いけど(自慢だけど)すっごく素敵ですよww

で 早速だけど足場を外してから一番多い御質問にQ&A。

「あの木みたぃのは どれ位持ちますか?」

建物正面の外壁には カナダ大自然からの贈り物「シダーシェイク」を使っています。
素材は「ウエスタンレッドシダー」
100325.jpg
ウエスタンレッドシダーについては何度も挙げているので
ここでは触れませんが 木材を外壁に使う場合 下手な塗装を
掛けてしまうと5年程度で再塗装が必要になります。

また木材の魅力に経年での色変化も挙げられ
それなら!と弊社ではハーブ由来の保護材を浸透させ
それを使っています。

耐候的には10年程度(状況により変化します)で
美しい「シルバーグレイ」を目指してます。

右図みたぃなね。

一度そんな色に落ち着いたら 30年は放りっぱで楽勝でしょう。

何故か一般的に「耐候性が無い」と言われる「杉板下見貼り」なんかでも
軽く50年とか持ってる昔の塗り壁の家って多いですよね。

良く見かけるタイル柄の窯業サイディングが15年以上ノーメンテで
存在できると思いますか?答えはNOですww

その他 この会場では「PVCサイディング」や「ブリック貼り」など
経年でのメンテを加味した素材を御提案しています。

その辺りはお気軽に 現場でお聞き下さい^^

経年変化を楽しめるって 素敵な事かと思っています。

全国の数少なぃ激レアなファンの皆様 お待たせ(笑

本日は昨日の続き

壁の部位によって断熱性能は変わり
「木部現わし」の部分は 断熱基準を満たしていない~から。

断熱等級4(最高ランク)にて 壁に求められる基準は「R値=2.3m2・K/W」に対し
梁現わしの部分は「R値=「0.879m2・K/W」 ↓ これ以前挙げた表。

t-r.jpg

今回のモデル住宅の「断熱性能R値」の比較です。

困りました。梁断面の部分は「新省エネ基準」すら満たしていません
それでも 長期優良や性能表示は「最高ランク」として位置づけられます。

だからダメだと言ってる訳ではありません。しっかり合法な事はもちろん
次世代基準をクリアした家と そうでない家の「快適性」は雲泥の差には違いありません

ただ耐震等級を2以上にすると どうしても躯体断面積は増えます。
そうなると益々 外部と繋がった木部が増える訳で。

もちろんプランによって大きく異なりますが アバウトに見て
外壁見付け面積に対し「19~31%程度」 ~ そぅ 外壁の構成面積のうち
2~3割は基準を満たしていない事に

いくら頑張って凄い性能の断熱材を充填しても そんなもんです(笑

施工精度が悪ければ もーお話にすらなりません。
基準はあくまで机上。素材の持つ数字だけの整合ですから。

そこで弊社では 次世代の次のステージとして「長期優良」や「性能表示」に関係なく
充填+外貼り断熱の付加断熱を推奨しています。

躯体外部にも断熱を施し 熱橋に成り得る部分をスッポリ囲ってしまうのです。

こちら今回のモデル住宅の様子。

100229.jpg

右下のみ撮影ポイントが違いますが^^

さて上で 現わしの部分は「R値=「0.879m2・K/W」としましたが
外部を熱伝導率【 0.038W/mk 】の断熱材で スッポリ正しく覆う事で
問題になる部分の熱損率を補う事が可能になります


単純に画像の厚み50mmを付加するだけで R値=「0.879m2・K/W」だった部分が
R値=「2.19m2・K/W」へと 性能が向上します。

ただそこまでしても わずかに基準には満ち足りませんが
外壁側通気により直接 木部が外気の影響を受けない事や 断熱材の5倍以上ある
木材の熱容量(KJ/m3・K)を加味し
再計算にて この施工手法を標準としています。

もちろん更なる強化には 外貼りの厚みを増やしてあげれば楽勝クリアですし
枠組壁工法の場合は 206や208WALLへの変更で簡単にオツリが来ます。

また外貼りの断熱材を 熱伝導率【 0.020W/mk 】以下の フェノールフォームに
置き換える事で 簡単に断熱性能を上げる事も可能です。

それでも厚みを増やした場合は外壁保持の方法 また硬質板を使った場合は
気密層の位置設定など 大切な考察論点が異なりますので一概には言えませんが

「外張りvs充填断熱論」ってのはナンセンスとしか言いようが無く
家の断熱・気密は セットで総体的に考察する事が必要かと考えます。

もちろん「壁」だけで無くね。
あと外貼りのみの場合は壁体内の気流止めなきゃ 絵に描いた餅ですし。

この辺は「既存住宅の断熱改修」にも流用出来る技術です。

そして性能云々の前に コストも最重要な課題の一つ
無駄にお金使ってる場合ぢゃ無いですもんね。

そんなこんなで壁の断熱 - 同じ断熱基準でも「質」の違いがあると言うお話でした。

よく見る住宅会社の断熱説明で 躯体断面のパンフレット等ありますが
躯体や開口部周りを切った断面図って無いでしょ(謎

見せたくないのか はたまた知らないのか。さーどっちだ(笑
 
今回は ちょっと木部をイジメタ感がありますが新省エネ基準程度のQ値なら
鉄骨造やコンクリート造の様に躯体が直接熱橋(ヒートブリッジ)になる事はありません。

木の家は「温熱環境的」にも かなり有利に振れる事は明記しておきます。

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プロフィール
こんにちは。
HN:
Eye's @ オカダ
性別:
男性
自己紹介:
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【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。

豊かな自然に恵まれたこの飛騨を、もっと住みやすく楽しくw そして笑顔と技術を全国へ。

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