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美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です。
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屋根・天井の断熱改修には屋根での断熱と天井での断熱~手法的に大きく2種類あります。
それら両者 一長一短がありますが今回は「屋根断熱」での断熱改修ご紹介。

さて ようやく春っぽくなって来たとは言え日陰には未だ残雪が残る高山w

こちら屋根断熱改修の現場にて調査の結果 漏水による裏板・垂木の劣化が
認められまして せっかくなので垂木の入れ替えからの断熱改修工事です。

大工ちゃんずとの比較で垂木の大きさを御覧ください。

110422.JPG

こちら210材(235mm高)を用い屋根構面を作り その垂木の高さ間への充填断熱とします。

この垂木高235mmの中に「200mmの断熱層」「35mmの通気層」を的確に作る訳です。

飛騨高山が位置するⅡ地域の次世代断熱基準が「R値=4.6㎡/w」に対し
この現場は熱伝導率 0.037w/m.kの断熱材を200mm充填するので
断熱材のみで「R値=5.26㎡/w」と次世代基準より約3割増しの断熱性能となります


そんなこんなで 下から桁部分を見上げた図。

110422-1.JPG

桁~垂木間に先貼りべパーバリアが確認できますね。
性能の恒久化には不可欠な技術ですよ。

そして垂木設置後は鼻隠しの不陸を調整して 構造用合板にて屋根構面を造ります。
画像矢印部分はブロッキング設置部分ですが ちゃんと通気層分は空間として確保してあります。

110422-3.JPG

左側で仕事してるヘルメットは大工ちゃんず。垂木の大きさ判るでしょ^^ 
こんなやり方は単に断熱のみで無く いろいろな意味でも恩恵の多い手法のひとつです。

やはりアイデアの引き出しは多い方が良いですねw

昨日ムカデ駆除行くよってツイったら「どうやるんですか?」なんて
御質問いっぱい頂きました。あんなツブヤキ読んでくれてありがとござます^^
 
って訳で本日はムカデ駆除の秘密兵器。
 
ちなみに便利屋ページに載せてる「ムカデ駆除」とは普通の建坪の家(20坪程度)
の全周をグルリと嫌悪剤を撒く一般的な方法で 今回もそのつもりだったんですが。
 
現地みて床下潜らせて頂いてこれは外部からの侵入だなと。
特にこの建物南側のブロックと石積み。この辺が越冬地で住処だと判断しました。
 
 110406.JPG
 
天候が良くなり石やブロックが温まってくるとヤツラは捕食のため住処を出てきます
こちらの場合は基礎換気口・基礎~土台の隙間から家の中に侵入している様です。
 
そこで昨日は まず住処らしい所全部に殺傷を目的とした薬剤を注入しました。
 
水溶性で環境負荷の無い薬剤ですが ムカデ等の大きさの害虫以外には
殆ど効き目が無いサイズのマイクロカプセル式の薬剤で ヤツラが気づかず触った後
カプセルが壊れ身体に付着し 知らずに死に絶えて行くと言う中々卑怯な薬剤ですw
 
今回はそれだけでは心配だとの依頼を受け こんな秘密兵器を御提案。
 
 110406-1.JPG
 
何か判らないでしょ(笑 基礎部に取り付けこんな感じで使います。
 
 110406-2.JPG
 
ムカデ返しによってそれ以上登れないムカデが横移動する際 くぼみに入れておいた
カプセル式の卑怯(爆)な薬剤に触れ 命を全うすると言うこれまた姑息な秘密兵器ww
 
 S造ビルへの使用例ですが こんな感じに受け材に薬を入れ
 
 110406-3.jpg
 
カバーすると出来上がり。雨や風で薬剤が飛散せず効果が長持ちとなります^^ 

110406-4.jpg
 
スッキリしてて とても卑怯な(笑)ムカデ返しとは思えないでしょww

その後ケースバイケースですが 嫌悪剤や殺傷剤を散布し完了です。
ここまでやれば殆ど再発はありません。

110406-5.jpg
 
 そんなこんなでムカデ駆除の秘密兵器の御紹介でした。やりますな飛騨高山ハウジングアイズw
 
そうそうこの秘密兵器 ムカデの他ナメクジ・ダンゴムシ等 歩行昆虫などの
不快害虫侵入防止にも優れた威力を発揮しますよ。

==ここで ムカデ豆知識==
 
ムカデにかまれたら まずはアゴを引き離し 流水なども利用し噛み跡から毒をできるだけ粘り強く時間をかけて絞り出します。 
ムカデの毒は神経毒なので薬を塗っても すぐに痛みが引くわけではありません。必要に応じて医者の診断を受けましょう。
 
 
ちなみに・・・作業中ぞろぞろと出てきて泣きたくなる事も多いですが(汗
 
 
以下 グロ画像注意ww



↓ 左下「続きはこちら」へ






 
110328.JPG最近なんとなく着ているフリース。
 
良く「それブランドのマークですか?」って
聞かれるのでネタばらしなどw
 
これね「Arm Strong Home」って言う
アメリカ・シアトルのビルダーのマークです。
 
 
以前その会社のビルドシステムを導入しようかと
研修行った時に貰った(買わされた・笑)ブルゾンなんです。
 
アメリカ製でジッパーYKKのクセに可動部は日本と逆のレア製品にございますw
 
せっかくなので そちらの会社ご紹介。
 
そのArm Strong Home ですが 広大な敷地内に「木取り(製材)」からプレカット
パネル製作等ワンストップで合理的に行える工場を併設していたりしまして。
 
これ敷地に仮置きしてあった屋根トラス。
多い時だとサッカー場×10面以上の空き地に一杯キツキツに並んだりしています。
 
 110328-1.jpg
 
通常のトラスの他シザートラスも見えますね。全て厳格な構造計算の元作られています。

って さすがアメリカ。随所に合理性があるので このシステムそのまま日本に輸入しようかと
思ってたのですが 少し考える所があり今の弊社スタイルに落ち着いた経緯があります。
 
その研修行った時の画像出てきたので御紹介^^
 
110328-2.jpg
 
こんな感じで システム研修の為に小さな家一件建ててきました(笑
左下の画像はドライウォール作成中のバズーカ作業っす。簡単そうに見えるけど重いよこれww
 
そう言えばこちらの会社 孤児院なんかに家を作ってあげるボランティアにも参加してる。
今度それに参加させてもらおっかなあとか。

東日本にもこんな合理システムで住宅提供出来れば良いんだけど・・資本と資材か(悔

 
先日挙げた板蔵。えっと・・画像は室内です・・何故に真っ白(笑
煙で燻して室内空間にムリヤリ経年を持たせられないかとの実験だったり。
 
 110320.JPG
 
塗装すれば良いのに・・とか言わないの!
 
 110320-1.JPG
 
火事ぢゃ無いから・・って仕事は楽しまなきゃね(笑
はあ?世間は3連休だって?そんな制度とんと遠く記憶にございませんなww

 
ちょいとひさしぶりに貫工法にての板倉造の建て方。
 
栗の根曲がり材(古材だよ)を地棟に。
 
 110317.JPG
 
古材の燻された色と手斧の跡がステキすぎ^^

 
本日はお日柄も宜しく。って訳で外装仕上げなど。
仕上げの「漆喰塗り」無伸縮なのでノンクラックの下地壁をガッツり作っての施工です。
 
となると仕上げパターンで印象が全く異なるので 朝から職人ちゃんとパターン決め。
ホント難しいんですけど・・ブツブツ・・白過ぎて目が痛くなってきまして・・ブツブツの図(笑
 
 110308.JPG
 
こちらからの要望は「あくまで素人が頑張って平らにしたんだけどどーしてもムラが出て」
「しかもパターン化されなく所々バリを抑えた跡がある感じで」ってそりゃ判らんわね(笑
 
110308-1.JPG 
 
って訳で一緖にコテ振ってパターン決めしてきたんざますww
 
あ 画像が青いのは家全体ブルーシートで囲ってヒーター焚いてるからなんですね。
雪国の仕上げは色々考えなくちゃイケナイのですこれがw 

 
現在「薪ストーブ」工事中。

クライアント様より「屋根材に見える縦線ってなんですか?」と御質問。
右の矢印の隣にある線の事ですが とっても良い質問にございます^^

110222.JPG

こちらガリバリウム鋼板を屋根材とした2寸勾配で屋根が緩く
それでも画像の矢印の様に 雨水が排水される事になります。

はいおしまい。 ・・って訳でも無かったりします。

こちらパイピングを重視し 谷部分近くに煙突配管を持ってきたので
あえて煙突のみの配管としています。

もちろん煙突は二重煙突ですが 煙突から出る煙に含まれるタール等の木酢液が
屋根材(ガリバリウム鋼板)を腐食させてしまう事があるんですね。
(木地で煙突空間を作った上でのパイピングでも同様ですが その辺には別の技術アリマス)

さてその腐食 ストーブの炊き方にもよりますが早ければ数年とか。
そこで煙突のフラッシングはもちろん 屋根材はステンレスをチョイスしたんです。

と言いつつ全てをステンレスにしてしまうと トータルコストにも跳ね返ってきますので
屋根勾配で「煙突の廻りと下になる部分」そして「谷部分」のみの変更としましたので
繋いだラインが見えるって訳です(足場登らないと全く見えませんが^^)

この様な対処で かなりの確率で金属製屋根材の腐食を防ぐ事が出来ますが
見積りはガリバリウム鋼板のみなので いわゆるサービス工事ってヤツですw

まぁ聞かれなきゃお伝えする事も無かったと思いますが。はは。

ちなみに殆ど心配はありませんが 今度はGL鋼板とステンレスの
電食も想定されますので両者が接している部分は全てゴムパッキンを繋ぎ材として
漏水防止と共に万が一の電食被害防止を行っています。

こゆの見積りに反映しだすと結構なコスト計上に繋がっちゃうので
えいや!でサービス工事にしちゃった訳です。

見えない安心。転ばぬ先の杖。やりますなハウジングアイズw    ぱふ。

もちろん板金職人さんの技術と それに対する信頼があっての話ですけどね。

日本ほど△□工法等々 様々なクローズ工法が多い国もありませんが
実は仕上がり性能の基準さえ統一すれば どの工法をチョイスしても大差ありません。
 
と言いつつ 工法別で「得意」「不得意」が発生する事は確かな事実。
 
例えばシンプルな空間を創るなら ティンバーフレームより枠組壁工法の方が
向いていますし 牧歌的なイメージならその逆の方が良いでしょう。
 
軸組・壁組での建築基準は現在殆ど変わりませんので 以前のように
柱だけでの大空間なら軸組工法が有利と言う考え方は存在しません。
 
その辺はまたの機会として まあ仕上がりイメージ構成の違い位が
工法別での「得意・不得意」としては一番大きい所と言えます。
 
普通はこんな結論で終わるのですが アイズではちょっと違いますw
↓ こちら先日建て方を行ったIさま邸。
 
110216.JPG 
 
北米型枠組壁工法をフレームとしていますが 化粧梁としてケヤキの8寸を
アリ落としで井桁に組んでいます。
 
そこは和室になるので ヒノキの柱等々も建て方時に仕込んでいます。
 
普通はね こーゆーの無理なんですよ。  普通わねww
FCでツーバイやってる業者さんとか目からウロコでしょ あは。
 
この井桁に組んだ梁は対風用に 引っ張りのみ負担してますが特に無くても良いレベルとして
柱には一部鉛直荷重だけ負担してもらってますが その辺は個別で計算掛けてます。
 
そう しっかりとした根拠さえあれば 工法別良いトコ取りのチョイスも可能になるのです。
この部屋仕上がると プロの方が見れば絶対「軸組造」だと思われるハズ(笑

もちろん逆も然り。弊社のティンバーフレームは枠組工法の計算式も入れてますし^^
 
ちなみに画像下にあるフィルムは先貼りべパーバリアです(関係ないけど大切ですよ)
 
そんなこんなでハウジングアイズ・・やりますなw

 
ひさしぶりに中国系バイヤー氏から連絡あったと思えば
「オーストラリアのボックスブリック(煉瓦)手に入りますが如何ですか」との事。
 
オーストラリアの煉瓦なら信頼出来るしと資料目を通していると
ほほぅ ナイフライン(ナイフマーク?)入ってます。向こうのヒト何故か好きだからねーと。
 
時にナイフラインとは ↓矢印の様な「焼きミス」の事。
 
 110212.jpg
 
今でこそ薬剤使ったり機械で製作しているので そんな素材ミスは出ないんだけど
コレ日干し煉瓦を「手作業」で作っていた頃の名残なんですね。
 
その昔 煉瓦造りと言えば木型に練った粘土を入れて天日干し。
手練り粘土を木型に流す際 どうしても空気が入ったりして画像のような焼きミスが出来たんですね。
 
それを模倣し 釜で焼く前にナイフで傷つけてから焼いてるのが現在です。
 
個人的には特に必要無いとは思うのですが・・まぁ彼らのコダワリって事でww
なんちゃっての窯業サイディングには無い歴史と質感ではあります
 
そんな事考えながら煉瓦積み見るのも面白いかもですぞ。

 
110209.jpgこの時期たまに「エコキュートのエラー」と言う
お問い合わせを頂きます。
 
設置のエコキュートは もちろん寒冷地仕様では
ありますが外気から熱を取り出すを言う「しくみ」上
どうしても室外機廻りは凍結しやすくなります。
 
※画像「まる」印が室外機
 
エコキュートのしくみ 【 中部電力 】
 
この室外機に大量の外気を吸い込む訳で
その廻りが凍結したり積雪したりしていると
効率が極端に落ちるわけです。
そして凍結が巨大化するとファン等の作動に支障を及ぼし作動停止となったりしまして。
 
もちろん自動で霜取り作業もするので多少は問題ないですが それでも音等の発生もあり
設置箇所考えないと 今後結構な問題になる様な気がしています。
 
話はズレましたが そんなこんなでエコキュート導入の皆様。
たまには室外機廻り 今の時期どんな感じか見ておく事オススメしますよ^^
 
設置は開放的に それでいてなるべく風等の影響を受けにくい様なんて
なかなか難儀な設置要綱なのですが(爆 やはり日頃の点検が一番です。
 
室外機の廻りにゴミ袋放置なんてのはモッテノホカですぞww
 
もちろん点検や対策が欲しい方 お気軽にお問い合わせ下さいませませ。
せっかくの高効率機器も 使い方で性能落としちゃモッタイナイですもんね。

 
F1.jpg トラッドにコーデネートした書斎の一画。
※画像出ない場合はブラウザ更新して下さい,,orz
 
深いオーク色と革張りのチェアに身を委ねて
静かな時と家族の成長にウィスキーを傾ける。
 
世のお父さんの憧れですよね。
映画なんかにもよく出てきます。
 
でもねこゆの 結構フェイクだったりするんですよ^^
 
何言ってるの?そう思うでしょ。
本に見えるのホントは「レザーシート」だったりしまして。
 
例えば右の画像の本棚。
 
・・実はドアだったりww 
 
F2.jpg マルサの女かって(笑
 
 これ正統なる?「フェイクブック」と言う商品。
 もちろん製作は必要ですが
 きっと思うままのDENは演出出来ますよ^^
 
 イギリス製品です。
 
 A&Yさん先日言ってたのコレです ノシ
 ↑ ブログ打ち合わせに使うなよ。

 もちろんコレに併せたインテリアの質感は
 必要になりますのでゴリ押ししませんけどw

 あ もしかして T奥様お好きでわ・・^^←クドイ
 
って訳で ひさびにイギリスからの輸入も良いなと 現在UKに見積り依頼中です^^
 
でもでも こゆの楽しみだすと おうちの演出にも巾が出ますよねい。
とりあえず やりますなハウジングアイズw←をぃ。

 
110126.JPG総ケヤキ造りの蔵戸。

飛騨 古民家からの贈り物。

お化粧済みだけど
もちろん塗装なんかしてないよ。

やっぱり本物は時を超える。

あー早く取り付けたいww


この辺の「効用」は経済学には利潤価値としてあるけど
ちょっと違うと思う。価格で表現できる価値では無いなと。


古けりゃ良いなんて短絡思考は存在しないけど。


古くなるほど価値を増す
そんな価値観と暮らすのも悪くない。

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自己紹介:
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【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。

豊かな自然に恵まれたこの飛騨を、もっと住みやすく楽しくw そして笑顔と技術を全国へ。

MAIL = infoあっとhousingeyes.com
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