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美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です。
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昨日の桁上断熱の続き
 
 
例えば こんな感じで「最上外皮部分」なのに
更に外壁と接している場合。(丸印部分)
 
 
 
こんな所も↓黄色線部分に水平構面が作ってあります。
 
 
 
では その部分の通気はどうするか?
 
軒天(下部)だけでも必要開口寸法があれば良いとされますが
それでは間違いなく小屋裏で空気が停滞します。
 
そこで基本的に 暖気は上に登りますので 外壁仕上げ前に
小屋裏から大屋根(棟)までの通気経路を作る訳です。
 
 
 
赤矢印が上昇気流イメージで そこが通気用の厚み。
 
そして その層より外側に「透湿防水シート」を施工し
更に漏水対策用の通気層を二重に作る事になります。
 
外壁と接する部分は全てです。
 
 

二重の手間になりますが コストを抑えつつ

確実に万が一の漏水は切れ 通気も担保できます。



滞り無く無理のない通気は必要不可欠。
 
断熱と通気・漏水対策はセットで考えましょう^^






最上階最上外皮の断熱手法には 大きく3パターンあります。
 
それぞれ一長一短があるので チョイスには考察を要します。
 
本日はその手法の御紹介。
 
断熱材の素材は何でも構いませんが いずれにしても経年変化や
施工鮮度を上げる事を考えると その素材は絞られてくると思います。
 
まずは「屋根断熱」
 
その名の通り 屋根なりに断熱層を設けるスタイルです。
 
 
 

断熱厚みは 垂木背や付加した層で確保します。
 
 
そして「天井断熱」
 
こちらが一般的なスタイルと言えます。
 
 
 
内壁の気流留めや 構造が複雑に重なった部分などは
丁寧なチェックと経験が物を言います。
 
 
そして「桁上断熱」
 
図解で赤く塗った横架材が「桁」で その上に施工するから桁上断熱。
 
 
 

桁上に構造面材で水平構面を作り その上に断熱施工を行ないます。
 
構造的にも水平構面が作られる事で かなり有利に振れるとも言えます。
 
 
って訳で 桁上断熱ケーススタディ。
 
まずは最上部面材を受ける様に 高さを併せた横架材を3尺ピッチに組んでいきます。
 
 
 
そして組んだ横架材にシールと接着を目的とした気密テープを敷きます。
 
 
 
その上に構造用合板を施工する訳です。
 
その後屋根を施工し 水平構面が出来た所に断熱施工となります。
 
こちらは この水平面の上にHGW×300mmの施工となります。
 
 
 
もちろん建っている束等は丁寧に気密テープ処理しますよ。
 
防湿と水平構面と断熱が同じ高さでクリアできます。
 
どうですか。床の上での作業ですから施工もチェックも簡単に出来ますよね。
 
そんなこんなの桁上断熱 ケーススタディでした。








この画像から読める大切な事は2つ。
 
 
 
まず 一つ目
 
弊社では階段を掛ける際 化粧材を薄くする為
基本的に下地を組んでから階段材を乗せます。
 
その下地の踏み板部分は無垢材では無く構造用合板で
 
そのチョイスひとつで階段の音鳴りを防げます。
 
そして 二つ目。
 
階段材は壁に飲み込ませない様
階段設置より先に 断熱工事と防湿工事を終わらせておく事。
 
日本での一般的な階段施工は 壁内に受け材を作る事が多いのですが
それでは断熱が丁寧に行われないばかりか 防湿工事に不備が出やすく
壁内に湿気が停留してしまいます=カビ・ダニ・腐食の温床に。
 
外壁に絡む階段は特に注意が必要です。
 
 
そんなこんなの 階段講座でした^^
 
アディ押忍。








下家?
 
 
 
コレ何かと言うと ゲーブル部の妻壁パネル。
 
 
弊社では軸組造でも「母屋」を見せない様にする為
事前にゲーブルパネルを大工制作しておきます。
 
 

母屋ってのは↓で言う所の 屋根下に見える水平材。
 
 
 
和風ならいざしらず
屋根ラインをスッキリ見せる為には無い方が良いかなって。
 
 
って訳で 三角妻壁パネルの上に屋根パネルを乗せるとこんな感じ。
 
 
 
垂木並べると位置関係なんとなく判るでしょ^^
 
 


そうそう 最初の「下家」
 
 
 
なにかと思えば
 
 
 
この面の
 
 
 
ここに使う三角パネルでした。
 
 
 
ははーん 「下家」って「下屋」の事かwww
 

って そこ下屋でもねーし(爆

 

只今 恋人絶賛募集中の社員大工M君の作品でしたww













某様邸



バックヤードへのアプローチにて

シンデレラの小人達が出迎えてくれてました。






材料足らなかったんですか?とか建材屋に聞かれましたw
 
 
コラコラw
 
こちら角にホールダウン金物もみえますが 外部に「のみ」面した壁。
 
断熱を施工しない壁で 構造用合板を太鼓張りしてしまうと
壁内部で空気の対流が起こって 結露の原因になります。
 
なので 耐力面では無い方の合板は ワザと隙間を開けて貼っている訳です。
 
この上から透湿防水シート+通気層を施工して壁体内を開放するのです。
 
コレね 特に何か規定がある訳でなく経験則から。
 
こんな人知れない経験則も 住宅耐久性の担保に成り得るって思います。








枕木を建てて 異形鉄筋で繋いだフェンス。
 
 
 
薔薇を這わせてグリーンフェンスとして頂きました。
 
 
可愛いでしょ^^
 
アイアンの錆とウッドのコラボが素敵♡ と思っていたのですが

 
築15年も経つと・・
 
枕木が腐食して穴が空いてしまいました。
 
 
 
コールタールの塊みたいな枕木でも やはり耐久性は10年ちょっと。
 
天端に板金処理でもすれば違うのでしょうけど
シロアリの侵食は免れません。うーん。
 
とりあえす こちらのリモデルプラン作らせて頂きまし。










基礎断熱の場合は 土台と基礎を気密パッキンで密閉します。
 
コレは何やってるでしょう。
 
 
 
画像 黒い部分がヒノキの土台。
 
土台上端は番付が書いてあるので
棟上げ終了後 液状木炭を塗ります。
 
で 白い部分が防蟻断熱材(120ミリ厚)
外側は太陽光対策にて 既にモルタル下地が施工してあります。
 
その基礎と土台の間には気密パッキンがありまして
パッキン施工時には 気密の担保として
コンクリートとパッキンの間に防蟻コーキングを挟みますが
 
更にその外側からも防蟻コーキングを施工します。
 
転ばぬ先の杖ですね。
 
こんな見えない努力が 経年で変わらない性能を生むわけです。







現場が桧の香りでイッパイ。



必殺ヒノキの削り節w






アメリカのポストって こんな赤いサイン付いてますよね。
 
 
 
これ何かと言うと「中に郵便物入ってるから持ってって」と言うサイン。
 
ポストマンが町を回っている時に このサイン見つけると
中に入ってる郵便物を持って行ってくれると言う集配システムなんすね。
 
郵便局が遠い地域とかだと便利です。
 
日本でも高齢者世帯とかに良いシステムかなって思いますが^^
 
そして郵便物を受け取ったら 赤旗サインを倒して行きます。
 
 
 
なので集配し易い様 ポストは道路際に立てておく必要があるんですね。
 
こちらの画像は仮置きなので 後で道路際に移動しておきましたよ。

アメリカ映画なんかで郊外のシーンだと そんな感じでポスト立ってるでしょ。
 
今度は そんな事思いながら映画見てみましょう^^






土台伏せの前に 飛騨産ヒノキ土台へ防蟻液状木炭塗布。
 
基礎断熱にて床下を室内空間にするので
少しでも人体にリスクがあるかもしれない物質は使いたくないのです。
 
 
 
乾燥を促進する為にも「ほぞ」の中まで筆を使って丁寧に塗布します。
 
 
 
出演は うちの社員大工ちゃん^^










This is a 巾木

 
※巾木=床と壁の見切材
 
 


This is a 廻り縁

 
※廻り縁=壁と天井の見切材
 
 
 


ふんっ

 
 
 
 

デコラティブ

 
 
 
 
こゆ事です。


   
 

なんて
 
 
こちら先日の会場にて 皆様ご興味を持たれたキッチンの飾り棚。
 
 
 

いわゆる一つの合せ技ですな。







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【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。

豊かな自然に恵まれたこの飛騨を、もっと住みやすく楽しくw そして笑顔と技術を全国へ。

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