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美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です。
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3.11から半年。

個人で出来る事といえば義援金送る位しか無いけど 些少ながら
毎月11日には送金出来ている事に感謝しつつ思いを寄せています。

また何度か現地入りを行い微力ながらボランティアに参加させて頂いたり職人衆と
技術職の出前に行ったりしましたが自分の力の無さに碧々してしまいます。

さてそんな中 ある屋根メーカーさんより 現地の職人の手配をお願いされたのですが
探してみると やはり見事に職人不足。

屋根の葺き替えなのですが3年待ちとか普通に答えが帰ってきます。

こちらから職人連れて現地入りしていた位なので 大体想像はついていたのですが・・・。

そこで飛騨の板金職人衆に共感頂きーので 一緒に現地に行く計画案件が一件ありまして。

現場は福島県郡山。

今でも放射線云々と言われる地域ですが現地の方がそこで住まれると言うなら
なんとか力になれれば・・と思った訳です。

ただ地震で壊れたのは屋根だけで無く石垣等も大幅に壊れたとの事で
もちろん利益など度外視の見積もりを提出しましたが それらも合わせると
結構な金額になるかと思います。

見積もりは出したモノの本当に治すべきなのか 葛藤があった事は確かです。

ima1.jpgそんな中 お施主様より一通の手紙。

ご丁寧に自筆で何枚にも綴られていました。

結果としては 現住まいを一度放棄し疎開した上で
来年3月頃もう一度考えたいとの事でした。

== 以下 一部抜粋 =====

我が家には中学二年生の娘がいるのですが
福島原発が未だ収束する目処がたっておらず
郡山での空間放射線量も一向に下がっておりません
のでそこませして留まる必要があるのだろうか

~中略~
来年3月に時点で郡山に戻り、家の修繕を行うか
もしては放射線の情況によって諦めるかと言う

~中略~
大変お世話になって本当に心苦しいのですが
~中略~ 来年3月の時点で郡山に戻る事が出来る場合には必ずまた・・

========== 転載終わり ===

原発から50Km以上離れた 郡山の現状です。

あの事故から半年経って尚と言うより 現地に入ると今ようやく踏ん切りがついたって方も
多い様に感じる位 事故処理は始まったばかりです。

私たちに出来ること。それは事故を風化させず継続した思いを持ち続ける事では無いでしょうか。
悲しんでばかりなのはナンセンスで前には進みませんが ほんの少しでも心に留めておく事で
何かの時に力になれる事だって多いように感じます。

ごめんなさい。
まとめようかと思ったのですが支離滅裂にて 現地の今として報告までとさせて頂きます。

 
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東日本大震災の自治体は政府の方針が決まらないので、建築不可となっている。残っている建物の2階部分に住んでいる人もいるのだから、住みたい人は建築可とすれば良いのにと思う。もちろん工場とか居住に供しない建物は許可すればいい。
 放射能汚染地域は、国がすべての土地を買い上げるしかない。20年30年そこに住めないのだから。
m5 2011/09/14(Wed)15:18:43 編集
 再生可能エネルギーの問題は、問題と言っている段階で方向性が付いていない。
 原子力は、安全神話が崩れた。それは我々人間の慢心であり奢りであった。原子力の話をする場合は神の精神の分野に入って話をしなくてはならない、どんなに言葉巧みに話しても安全であると強調しても事故はどこかで必ず起きる。それがわかってかつ使いこなさなくてはならない。
 一度事故が起こると20年30年の単位でもとには戻らないということを肝に銘じて付き合っていくのなら原子力発電も有りだと思う。これからも産業を発展・発達させて行くつもりなら原子力は付き合って行かなければならない分野なのである。日本は福島で経験した事に正面から取り組めばやっと原子力先進国となる、これまでは海外の技術の本当の意味も分からずまねをしてきたに過ぎないのだから。
 原子力が本当の技術になるかただ過去の失敗した技術であったかにするは、今真剣に考えなければならない。
m5 2011/09/15(Thu)09:55:47 編集
バタバタしてるうちに2通もコメント頂いてました。すいません ,,orz

さて津波だけだったら ある程度立地的リスクも配慮し素早い対処も出来るでしょうし
もうカリカリ復興モードのハズなのですが放射線が余計ですね・・・。

私も安易な楽観論では無く 冷たいようですが汚染地区は閉鎖も視野に
その設定した閉鎖地区内に放射性廃棄物の安全監理を考えるべきと思います。
原爆ドームではありませんが負の遺産として 地図にも載せて後世に語り継ぐべきかと。

もちろん東電の解体・電力自由化も含んだ「補償は手厚く」を基本にです。
国民負担は問題ありませんが まずは責任の所在を総括し精一杯の補填を行い
その上で初めて足らずまいを日本国民が負担すると言うのが本質かと。

まずは復興税!と言うのは津波も原発事故も一緒にしているに過ぎません。

あと原子力についての最大の懸念は あるか無いか判らない事故よりも
確実に排出される放射性廃棄物プルトニウムの処理にあるかと思っています。

感情的にも技術的にも「もんじゅ」は無理で また脱原発を決めても
安全な停止・廃炉・保管に100年単位の時間軸は必要な訳で
一気に辞めるにしても安全保管の為の「研究予算」は最大限必要なハズです。

そのコストをどう見るか。また仰るとおり今後の方向性~例えば安全性が高いだろう
小型の「トリウム溶解塩炉」等々廃棄物の再利用も含めヒステリックでない議論は
必要不可欠かと考えています。押さえるポイントでロジックは変わりそうですね。
ハレル屋@Eyes URL 2011/09/15(Thu)16:23:01 編集
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【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。

豊かな自然に恵まれたこの飛騨を、もっと住みやすく楽しくw そして笑顔と技術を全国へ。

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