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美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です。
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ナンチャッテ広告の見分け方をひとつ。

最近だと数字だして「こんなに高性能です」なんて広告を見かけます。

 弊社は熱伝導率〇〇Wの高性能断熱材を採用!的なヤツです。

 

何度も言いますが、断熱は数字と厚みと施工精度です。

どれが欠けても意味はありません。

 

今回は うちに届いた塗料DMから引用しましょう。

 

リーフレットに入ってた挿絵がコレ。

 

熱伝導率0.1W/mk以下の高断熱塗料なので「夏涼しく冬暖かい」とありました。

 

 

 

塗料の話ですよ。はい。そろそろ分かりますね。

熱伝導率とは数字が小さい程、熱を通しにくいと言う数字です。

 

ちなみに、コンクリートの熱伝導率は1.6W/mk

アルミが200W/mkで、木材が1種(杉等)で0.12W/mk

 

まぁ0.1W/mkだと、ギリギリ木材より断熱性能が高い位ですね。

 

問題はそこでは無く、厚みが記載して無い事です。

 

これを熱抵抗値(R)で考えてみましょう。

熱抵抗値は数字が大きい程、熱を通しにくいと言う数字です。

吹付塗装ですから 厚みなんて1mmも無いでしょうけど

 

厚み1mmとして 熱抵抗値R=1÷1000÷0.1=0.01(m2K)/W

一番数字が近い木材が4寸柱(120mm)として同様にR=1(m2K)/W

 

あらヤダ うちだと熱橋として捉えてる木材の100倍も熱を通します(爆

 

わかりますか。

 

堂々とソレっぽい数字載せて、凄そうに見せてますが

この素材の断熱性能には 何の魅力も意味もない事が見えましたね。

 

こうなると他の性能も粗探ししたくなります(爆

 

なんとなく専門っぽい数字に騙されないで下さいね。

 

大切な事なので もぅ一回言っておきますよ。

 

断熱は数字と厚みと施工精度で決まります。

 

素材でもイメージでもありません。

 

はいここ 次の試験に出るから丸暗記しときなさいよーw






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【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。

豊かな自然に恵まれたこの飛騨を、もっと住みやすく楽しくw そして笑顔と技術を全国へ。

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