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美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です。
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kiryu.jpg「部屋が温まらない」 暖房が効かない住宅って
普通に存在しますし 当り前に理由もあります。

断熱材入ってるのに?

はい。断熱材が効いてないだけです

弊社への断熱改修の御相談で
築10年以内のおうち結構多いのです。

建てたばかりの頃は以前の家と比べて
暖かいと思ったんだけど 数年経ったら
何故か寒いと言う御相談です。


その辺いくら発泡系断熱材であっても数年で
断熱力が落ちるなんて事はあり得ませんww

では何故か。

ここでも何度も挙げている「気流」による弊害なのですね。
イメージ画像でも分かる通り断熱材が効かず また内壁などは普通に上昇気流の
煙突になってしまうのです。

これでは室内で暖房すればするほど 暖房で温まった室内空気が上昇気流として
床下の冷たい空気を引き上げてしまうと言うマッチポンプな現象が生まれます。


もう暖房入れているおうちも多いですよね。暖房入れて室内温度が上がってきたら
コンセントに手をかざしてみてください。
空気が吸い込まれる様な感覚があれば
すでにその壁は冷気の煙突になっています。

kiryu3.JPG

いくら室内を暖房しても部屋を構成してる壁や天井が温まらなければ
体感温度は上がりませんよね。

それ以上に管理出来ない壁体の中で湿度が飽和してしまうと(確実にしますが)
結露を呼び躯体を虐めるどころか カビやダニの温床として住まう方の健康を
害する事になってしまうのです。せっかくのおうちが家族を襲うなんて嫌ですよね。

ちなみに外壁廻りのコンセントには こんなテクが必要です
。【以前の一言】

kiryu2.jpgまた「気流」については断熱材や防湿シートが
配されていればOKと言う訳ではありません。


右図は断熱材&べパーバリア(防湿シート)を
施工したけど残念でしたの図。


硬質断熱材で隙間があればもちろんですが
繊維系の断熱材も施工を間違えると
やはり気流の煙突を作ってしまいます。

私達が断熱改修を行う場合は
まずその辺を狙い打ちます。

なにも高価な材料が必要な訳ではありません^^

そんなこんなで「効かない断熱」のカラクリは
目に見えないだけで結構簡単な理屈だったんですね。

話のネタにでも 部屋温めてからコンセントに
手を当ててみてください。あまり神経質になる必要は無いですけどね。

理屈知って行う断熱工事と そうで無い場合では結構な違いが出ると言うお話でした。

そう言えば この辺では特に在来工法が主流ですが 本来の意味で言うと
断熱気密はツーバイより在来の方が押さえるポイントが多いんですよ。

え?うち?工法は色々持ってますが全部同じ基準でやってますし 実際工法の優劣は
価格や求めるイメージの違いだけですよ^^ この工法一番!ってセールス見たら・・ねww

HEHEHEHEHEHEHEHEHE


 
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こんにちは。
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Eye's @ オカダ
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男性
自己紹介:
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【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。

豊かな自然に恵まれたこの飛騨を、もっと住みやすく楽しくw そして笑顔と技術を全国へ。

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