忍者ブログ



美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です。
[1812]  [1811]  [1810]  [1809]  [1808]  [1807]  [1806]  [1805]  [1804]  [1803]  [1802
 
最近は「リノベーション」なんて選択も市民権を得てきたように思います。
 
そこで ちょっとだけ問題提起。
 
たとえばコチラ。
 
http://venustap.jp/archives/1553816
 
 団地を買ってリノベーションされたそうです。


 
 

うんうん インダストリデザインっぽくて素敵です。
 
買った物件が狭かったので壁を取って広くしてみたそうです。
 
 
 

 
いいですねー^^ 開口も大きいですしシンプルに暮らせそうです。
 
 
ただココで一つ考えて下さい。
 
 
築46年と言えば 昭和44年頃の竣工にて耐震基準以前どころか
断熱なんて観念(今でも公団には無いですがw)は全く無かった頃です。
 
 
これ見ると壁なんかどーにも躯体現しの様ですし 住みだしてから

夏暑い!冬寒い!光熱費高い!カビだらけ!

ってなる事が目に見えています。
 
 
床や天井も分かりませんが 床なんかは直床(床下空間無し)に見えます。
 
 
下階に他人の家があったら生活音も筒抜けの事でしょう。
 
 
記事によると工事費は1,000万円(税・設計料込み)との事。
 
金額的に見てもなんとなく想像つきますが(謎

団地ですので「区分所有」と言う事で 耐震補強も難しいでしょうし
鉄筋コンクリートの外側に断熱なんて夢のまた夢な話かと。
 
じっさい「得するリノベ」と「損するリノベ」があると考えます。
 
「新築よりコストを押さえた賢いリノベーション」なんて確かにアリですが

あくまで新築同様の性能が担保されてからの話です。

 

まずは温熱環境を整えましょう。

 
健康やお財布の為にも それが一番先に考えられるべきです。
 

一定レベル以上の性能が無ければ コストを比べるなんて事出来ないと思うのです。
 
 

ちょっと辛口になってしまいましたが・・お施主さんゴメンナサイ,,orz


リノベーションが 新築に対し もうひとつの選択になる事はとても素敵な事ですが
見た目だけの「古民家再生」なんてカテゴリーも含めて問題提起とさせて頂きます。










この記事にコメントする
お名前
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
こんにちは。
HN:
Eye's @ オカダ
性別:
男性
自己紹介:
アイコン、くっ てしてますがw

【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。

豊かな自然に恵まれたこの飛騨を、もっと住みやすく楽しくw そして笑顔と技術を全国へ。

MAIL = infoあっとhousingeyes.com
ふぉろーみぃ
最新コメント
[09/22  ハレルヤ@あいず]
[09/21  あおはる]
[02/06  ハレル屋@あぃず]
[02/06  可愛いおくさん♡]
[08/23  ハレル屋@あいず]
ブログ内検索
最新トラックバック
アーカイブ
忍者ブログ [PR]
PR