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美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です。
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中国・上海で起こった改修工事中の28階建て高層マンションが全焼する火災事故。
101124.JPG 
死者53人・多数の負傷者を出す惨事となった。
これを受け中国国務院では 「法律や規則に違反した
ずさんな工事が大規模火災につながった」と言及。
 
ただ要因として竹製の足場やビニル製のネットの
延焼を挙げていたが 少し違うように思う。
 
確かに竹製の足場は鋼管に比べ燃え広がりやすいが
やはり作業員のモラルが一番の原因かと。
 
以前 上海を訪れた時驚いたのは竹製の足場だけで無く
それを使う作業員の安全意識。
 
まずは働いている場所が他人の資産である事を
徹底するに尽きるのだろう。
 
もちろんモラルの問題だけで無く ハード的な事を言えば どうもこのマンションは
外断熱改修の途中だった様でポリウレタン製の断熱材も大きく燃えていた様子
 
きっと竹製の足場より 火災要因としては大きかったと思う。
そうなると必ず建材の防火・難燃性は?って話になるけど 住宅火災の温度~
また躯体がRCとの事でその蓄熱を考えれば どんなモノでも形を無くす。
 
燃えないまでも有毒ガスを出し 形を無くしてしまうのだ。
 
今回は改装中との事で住民は居なかった様だが
これが普通に生活している場所での 近隣からの貰い火災だったらどうだろう。
 
個人的に思うのは住宅の長寿命を考えたら「火災に強い」事も必要だと言う事。
例えば躯体そのものに「ファイヤーストップ」を施す事は基本としても
火災時に炎道を作らないような基本設計が必要だと考えている。
 
木造の外貼り断熱で壁体内に通気?・・まずは室内で火が回らない思想が先決。 
最悪 火事に遭遇した場合でも安全に逃げられる事で命は守れる
 
有り難い事に日本の消防は優秀であるが故に 燃え広がるのが少しでも遅ければ
それだけ鎮火時の被害は抑えられると言う事になるのだ。
 
となると外張りに使った難燃製品が「炎道」にならない事は必要条件に成り得るかと。
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【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。

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