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美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です。
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医療用シンク

扉の代わりにバスケット。







先日 某繁華街の真ん中に建つビジネスホテル泊まったんですけどね。
 
部屋は9階とは言え 繁華街だから外の音
ウルサイだろうなぁと思えば 結構静かだったりで。
 
ん?と思ってカーテン開けると・・
 
おおおっ!樹脂製ペアガラス(網入)のドレーキップ窓では無いですか!
 
↓ドレーキップ窓(ツーアクション窓)
http://eyescode.bijual.com/Date/20160805/ 【 ある日のブログ 】
 
 
 
キップ(内倒し換気)
 
 
 
ドレー(内開き開口)
 
 
 
こちらでは キップ(換気)が普通で 非常時開けるって意味らしいです(クリック可)
 
 
 
ちなみに開けると バルコニーになってました。
(9階ですが 隣のビルがすぐソコにw)
 
 
 
でもこの手法 建物メンテとか避難にも良いって思います
(非常階段は別にありますよ)
 
でもって この建物RCなのにどーやって設けたかと思ってメーカー名探したら
 

枠にありましたドイツ語(爆

 
 
 
 
KOMMERING WINDOW&DOORぢゃ無いですか。聞いた事あります(クリック可)
 
なるほど設置方法も ドイツ式かと妙に納得。
 
ちなみに↓メーカーはこちら。
 
もっと言うと印字には窓を作ったであろう日時まで記してあります。
→2014年8月20日 15時19分
 

素晴らしきかなトレーサビリティ(驚

 
そして URLから見ると この窓はきっと「70 mm systems」で
一番安価なタイプかと思われますが
 

性能調べると U value = 1.2~1.3 W/(m²K)!

 
ちなみに 未だ日本における性能表示最高等級で 窓=2.33 W/(m²K)
 

ご存知ですよね。数字が小さいほど断熱力が優れているアレの話です。
・・何も言いますまい。
 
ただ
 
特筆すべきは このホテルのランク。
 

繁華街のザックリ一等地で 一泊朝食付きにて

約7千円(税抜き6800円)の部屋って事。

 
そんな通常価格(立地からすると安い位)のホテルでさえ
こんな性能の窓を使っていると言う事実です。
 
今年の7月OPENしたホテルなのですが
これからは こんなレベルが普通になって来るとも思えます。
 
そこ踏まえ
 
一日中・一年中 命を預けている住宅はどうですか。
 

少し真剣に考えた方が良さそうですね。
 
 
ある朝の発見と驚きでした。







外壁通気とは 仕上げ材と躯体の間に作る空気層の事。
 
↓こちら画像の赤い矢印が外壁下地の空気の流れ(通気層)
 
 
 
外壁下地の通気は連続していないとイケマセン。
 
 
何の為の空気層か認識していますか。
 
まずは 不意の漏水があった場合でも 躯体に水が回らない様にする為。
 
 
 
画像は ニチハサイディングより
 
そして 夏季など外壁で暖められた空気や余剰水分を 外部に排出する機能も持ちます。
 
 

実際測ってみると 結構な量の空気が動いている事に驚きます。
 
水切り(最下部)より上に向かって空気が動く訳です。
 
なので
 
透湿防風シートの継ぎ目が少なくなる様に3m高の製品を使い
通気胴縁施工の前にツナギ目は しっかり気密テープで留めていきます。
 
 
 
これで漏水だけで無く 上昇気流の動きも阻害しません。
 
もちろん 土台水切り部分も丁寧に気密テープ留め。
 
 
 
後で見えなくなる安心。
 
こんな所にも 施工側意識の違いが出ますね^^








 
先日挙げた「外張り断熱の注意点」問題提起。
 
 
安易な外張り付加は外壁の重量だけで無く
窓の重量も「経年リスク」になると書きましたが・・。
 
その「窓」そのモノにも懸念が。
 
例えばこちら 米国の樹脂クラッド木製窓の断面。
 
日本で言う所の掃き出し窓の断面です。
 
    
 
赤い線が躯体の一番外(構造面材)だと見て下さい。
 
黄色い線が窓ガラスですが窓全体が躯体に乗っている事が解りますね。
 
それに対して 日本の窓が↓こちら。
 
        
 
樹脂だろうとアルミ製だろうと 国産は大体こんな感じです。
 
上の米国製窓と比べて下さい。
(※北欧の窓も外壁との位置関係はこんな感じです)
 
分かりますか^^

窓ガラスが躯体の外(赤い線)より外に出ていますね。
 
これは 最近の「ペアガラス」でも「トリプルガラス」でも一緒です。
 
ガラスって重いですよ(謎
 
この断面を前提として・・
 
躯体から出た断熱層に重い窓を乗せたら如何でしょう。
 
地震が来たら・・
 
経年で・・
 
そんな感じで 想定すべき事は多いと思います。
 
 
んぢゃ アイズで100ミリを超える外張りを付加する場合はどうするの?
 
はい。
 
ディティールは3種類用意してありますww

一番上にあるリンク先ブログのディテールが その一つ。

 
まぁ 企業秘密って事にしときましょう(爆
 
 
断熱性能に安心の担保。大切な事だって思います^^







断熱は「充填」だろうが「外張り」だろうが
必要な性能を満たせば素材等々含め 何でも良い訳でw

ただ今後は「充填+外張り」なんて選択肢がアベレージになるでしょねと。

そぅ 弊社が以前から行っているスタイルですがw

そこで

外張り断熱を付加する場合の注意点として一点問題提起。
 
使用するのが硬質断熱材でも繊維系断熱材であっても「 外壁の重さ」
どう捉えているかで その施工者のモラルが測れるかと思います。
 
そこを踏まえ
 
窓は何処に荷重が掛かっていますか ←が今回のエントリ。
 
50ミリ程度なら躯体側との摩擦が勝つでしょう。
 
でも
 
100ミリ付加したら?
 
通常に窓を設置したら

窓の重量は100%「躯体では無い」部分に乗っていると思います。

 
経年で・・?
 
地震が来たら・・?
 
 
ちなみに弊社で100ミリを外張り付加した施工例がこちら
 
 
 
窓は躯体に乗っているので 外壁に奥行きが見えますよね。

もちろん 防水もちゃんと踏まえた上の話です。
 
 
最近の窓は国産でも 軽いアルミ製は姿を消しつつありますし
ペアガラスやトリプルガラス等々 重くなっていますよ。
 
 
この辺詳しく知りたい方 お気軽にお問い合わせ下さい。

てか すごく大切な事ですw
 
 
断熱も耐震も環境もコストも 全部セットで考えなきゃね^^










 
壁や天井の表面温度と体感温度の関係
 
実は「寒い」とか「暑い」と言う人が感じる感覚は
室温だけの問題では無いのです。
 
 
画像は「JFE ロックファイバー」より

 
断熱性の低い家と高い家~この位の表面温度差は簡単に出ますが

同じ室温であっても体感は4度以上異なります。

 
タカダカと言っては叱られますがww H11基準程度の性能でコレです。
もちろん 夏も同様に異なりますよ。
 

正しい断熱性能は エネルギー(光熱費)だけで無く

快適性(健康)にも大きく関与すると言う事。

 
医療費だってバカになりません。
 
耐震性能とかイニシャルコストは気にするのに
断熱性能は 見ないふりで問題無いですか(謎
 

ナンチャッテ高断熱住宅撲滅委員会より愛をこめて^^





クライアント邸のお祖母様が亡くなられたとの事。
 
享年96歳。
 
そのおうち 4年前に建て替えさせて頂いたんだけど
 
新築の時 お祖母様は殆ど動けない状態。
 
毎年 冬になると命が危ないとの事で
介護もしやすくとの建て替え工事。
 
それが新築した年の冬は・・
 
「この家あったかいな」と階段の登り降りしたり
大好きだったデイサービスのお風呂も「寒いから」と行かず内湯。
 
これにはご家族驚かれていましたが
気温的に身体に負担のない 今の時期に永眠されました。
 
「もう少し早く家建ててあげれば良かったかな」
 
なんて ご家族はご傷心でしたが
 
最後は健康的に寿命を全うされた事 ご家族に見守られて
お幸せな人生だったのかと 心よりご冥福をお祈り申し上げます。
 

「健康寿命」


その為の お手伝い。
 
私たちに出来る事は確実にあると 心に刻んだ訃報でした。








人間が死亡するのに季節(気温)が関係してるってご存知ですか。
 
実は死亡統計として 夏より冬の方が確実に増加しています。

 
 
 
こちらは近畿大学発表の資料より
 
この傾向は 過去50年は変わっていないそうです。

↓1月と7月を比べると一目瞭然ですね。

 
 
 

これ あくまで死亡統計です。
 
死なないまでも病気発症等にも気温は大きく関与していそうですね。
 
昔から言います【 冷えは万病の元 】
 

 
なんちゃって高断熱住宅撲滅委員会でした ww










カタログ燃費と実燃費は違う事 当たり前の様に解っていましたが
 
ほぼ倍とかだとちょっと・・(汗
 
 
 
それより燃費表示って 明確な基準も無い自社検査で
しかも机上でもOKだって事 今回はじめて知りました。

 
うちの坪単価はOO万円!
 
とか
 
うちは高断熱です!
 
なんてのも似たようなもんですか(汗
 
やはり明確な基準に基づいての 根拠と数字は大切ですね。
 
 
こちら 先日計算した某様邸の一次エネルギー消費量
 
 
 
太陽光とかエネファームとかの発電設備は搭載していません。
 

うんうん。

まぁ その辺の違いはまた後日にでも。








 
昨日のブログ「家は人が作る」ですが
どゆ事でしょうか?とご質問戴きました。
 
↓この手抜き工事の事すね。
 
 
 
ご質問有難うございます。
 
まず 上の画像がどの部分なのかと言いますと(クリック可)
 
 
 
↑このグレーに塗ってる部分です。
 
土台と床を繋ぐ部分で CN50の釘が100mmピッチと決まっています。

 
もっかい上の画像見て下さい。 釘打った跡すら無いでしょ。
 

さらに

 
↓この絵にある 帯金物S-65も無いですね。
 
 
 
↓帯金物って うちのツーバイ現場で言う矢印部分の金物の事。
 
 
 
↓上の画像の一階部分だけ拡大してみましょう(クリック可)
 
 
 
長い金物が 土台~床~壁を繋いでいますね。
 
この金物の種類・長さ・釘本数は告示で決められています。
 
倒壊した画像を見ると あるべきはずの出隅部分に金物無いですよね。
 
見事に教科書レベルの手抜き工事な訳です。
 
実際 ツーバイは認定工場に頼めばパネル作ってくれるから
知らなくても組み立てる事は・・なんて話を聞いたり聞かなかったりですが(汗
 
丁寧な仕事・・の前にモラルが求められそうです。
 
言ってて悲しくなるな (-_-;)









品確法においては「耐震等級」という
住宅の耐震性能に対するランク付けがあります。
 
そのランク~どの様なモノサシになっているか確認です。

 
■ 耐震等級 1 (こちらが建築基準法相当です)
 
→ 数百年に一度発生する地震(震度6強から震度7程度)に対して
  倒壊・崩壊しない性能とされます。
 
 倒壊さえしなければ良いと考えれば 命はギリギリ守れるレベルと言えます。
 
■ 耐震等級 2
 
→ 耐震等級1に対して1.25倍の地震力に耐えられるレベル、
 
■ 耐震等級 3
 
→ 耐震等級3に対して1.5倍の地震力に耐えられるレベル。

 
災害時の復興拠点となりえる建物(消防署や警察署)はこの
耐震等級3レベルで建てられています。
 
 
基礎計画・地盤によっても相当に異なりますが 単純に木構造だけを考えれば
 
耐震等級1の壁量(耐力壁)を「1」とすると
耐震等級2の壁量はその「1.5倍」
耐震等級3の壁量がその「2倍」程度必要になると見て大体OKです。
 
これ考えるとツーバイフォーなどは告示で 1.5倍程度の壁量が求められている訳で
阪神大震災クラスの地震で ツーバイフォーの家が倒壊・半壊がゼロだったのも頷けます。
 
ぢゃー 耐震等級が高いほうが安全なんだね! ってその通りです。
 
ただ 上記の通り壁量も結構変わってきますので 最初から想定してプランしないと
後で「無理でした・・」ということも有り得るわけです。
 
また 耐震等級の根拠としてはまず第一に「構造計算」が必要で
その構造計算を担保に 認定機関による証明書の発行が必要となります。
 
うちは耐震等級3ですよ!って言うのは簡単ですが
ちゃんと担保と根拠があるかは別な話なので その辺はちゃんと確認しましょう。
 
もちろん第三者機関にての証明になる訳ですから 時間とコストも掛かります。
 
何も考えていない様な計画だと 基礎の鉄筋量から木構造まで
思いもよらない追加金額が発生する事もあるでしょうし(汗
 
どこまで許容できるか どこまでコストを掛けられるか
その辺は設計者側とのセッションが必要でしょうね。
 
とにかく安く!が正義になると一番最初に切られるのが構造と断熱ですので^^
 
 
 
熊本の震災にて被害にあわれた方々には 謹んでお悔やみを申し上げます。
 
昨日も書きましたが あれだけのエネルギーが動いた訳ですので
今後しばらくは もうすこし広範囲での注意が必要かと思います。










断熱材には色々種類があります。
 
例えば良く充填に使われる繊維系断熱材。
 
素材にはガラス・鉱石・木質・紙質などが一般的。
 
はぃ 気づきましたね。
 
木質や紙質ならイザ知らず ガラスや鉱石に断熱性能なんか無いですよね^^
 
そこなんです。
 
繊維系断熱材は素材は数あれど 実は素材で断熱している訳では無く
繊維同士の隙間に制動空気を保有して初めて断熱材として効力を持ちます。
 
 
 
そして その空気は「細かく」「動かない事」が大前提。
 
だから繊維が細ければ細いほど 細かく交われば交わる程
そして制動空気(動かない)であればある程 断熱性能が高くなる訳です。
 
そんな意味での素材選びと施工精度な訳なんです。
 

ほら ここでも良く言ってる「気流止め」とか「気密」って

こんな所にも効いてくるんですね。

 
なんだかんだ施工精度が大切な事 イメージ頂けますか^^








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【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。

豊かな自然に恵まれたこの飛騨を、もっと住みやすく楽しくw そして笑顔と技術を全国へ。

MAIL = infoあっとhousingeyes.com
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