忍者ブログ



美しいデザインや正しい省エネ技術は 恒久性能の一部です。
[5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10]  [11]  [12]  [13]  [14]  [15

オクラホマにある小さな町のCityHall(市役所)




可愛いね^^




とある施設。
 
ハコモノなんて言われて無駄遣いの象徴みたく言われますが

まぁホントその通りだよ!な事例。

 
と言いつつ こちらなんて水辺まであって悪くないでしょ。
 
 
 

でもね・・格子代わりの丸棒の足元 単なる鋼製束ぢゃん(-_-;)
 
 
 
 

しかも何の処理もして無いから錆びてるし(-_-;)

 
 
まぁそれ差し引いて見れば回廊っぽくて設計者の意図は汲める。
 
 
 


ね 悪くないでしょ。
 


チープだけど・・なんて言っちゃうけど 確かにこの手の施設の割には

ちょいちょい仕様が雑って言うか 素材がいちいちチープ。

  
 
雑と言えば施工も。
 
 
なんだよこの打ちっぱなし。
 
 
 

 
角にアバタ入って粉吹いてるぢゃん(ー_ー;)
 
 
いぇね 実際難しいんですよ。確かに難しいんですけど
  
こんな目に留まる所は一番気を使う所で 職方も気合入る所のハズ。
 

 
こっちの柱なんて 型枠止めるセパ押さえ過ぎでパネル凹んでるし。
 
 
 
 
 

素人かっ(ー_ー;)

 
これで良しとした工事監理者連れて来いってなもんです。
 

ただね

 
この問題が何処にあるかと言うと・・。
  
もちろん施工したのは職方です。

 
でもね
 
職方にも施工会社にも設計者にも問題あるとか思われ。
 

もっと言うと発注者側の責任も大きいかと。


 
単純に言うと 単価バカ安すぎて手が回らないんだよ!って事かと思うのです。
 

受注(発注)金額安すぎるんだよボケ!

 
って感じ。
 
でもね。

 
こーゆーの今問題になってる新国立競技場と根幹は同じなんですよきっと。
 
 
最初に画像出した 丸棒の足にしても回廊のチープな仕上げ素材にしても
 
これ予算無視で構成した設計者のエゴなんだと思う。

 
実際この建物 バカなんぢゃねーの?って位 手間のかかる丸い屋根なんだけど
雪国でそんなアホな屋根作らんと普通に切妻で綺麗に屋根掛ければ
数千万円単位で総予算に効いてくるハズ。もちろん維持管理費にも。
 

ほら 自分の意匠誇示の為だけに予算の大部分を使い
あとは施工者まかせで なんとか入札安く入れてくれぇーって事かと。
 


発注者も自治体なんだから誰か気付けよ。しかも税金だぞ。
 

そんなこんなで まずザハ案は違約金払ってでも練り直しなさいって話でした。


 
え?話飛びすぎ? ww
















以前 リツイートした中国の足場

  
 
なかなかにゲージツ的な鳥の巣w
 
 
 
でもコレ「軽さ」と「摩擦」で考えたら日本で義務付けられている
鋼製足場より強いよなぁーって。
 
竹ぢゃ無いけど 私若い頃は(笑)「丸太足場」なんてあったんだけど
先日行った京都の清水寺改修は建屋まで普通に丸太足場だったし。
 
 
 
まぁこれはこれで悪くないんだけどねぃ。

 
ちなみに丸太足場の使用については労働安全衛生規則で定められていますよ。

 
◆労働安全衛生規則 第十章 通路、足場等
以前挙げた「レンガの目地は押さえる事!」のブロック編
 

ほら ↓こんなのはアンティークでも格好良くも無い。
 
 
アップで見ると目地材すら入ってないトコ多いでしょ。
 
 
素人が見よう見まねでやったと言うなら良いですが
まさかこれでお金貰ったなんて事は・・無いよね。

レンガに限らず 組積造は摩擦で持っています。
 
上画像ぢゃ鉄筋の有無以前に摩擦が効かない事解りますよね。
 
目地は押さえるモノ!なのです。
 
って訳でブロック積みのフィニッシュは こっちが正解。
 
 
 
ちゃんと押さえた上で初めて 深目地とかデザイン目地が生きる訳です。
 
東京駅のレンガ組に見る「覆輪目地(ふくりんめじ)」
今週は まるっと関東遠征に行っておりまして。
 
ついでと言ってはなんですが 鎌倉の大仏さん見てきました。
 
 
 
大仏さんと言えば 一度津波に流された事があって
現在の位置とは違う と言う話を聞いた事のあるかたも多いかも。
 
その時の石基礎だけ残ってるとかなんとか。
 
その辺聞きたくて 係員さんの方捕まえて聞いてみた所
 
「TVでもそう紹介された事もあって そう思っている方も多いですが
ここまで津波が来た文献は残っていません」との事(笑
 
さらに
 
「津波では無く 大仏を囲っていた建屋が風で2回程飛ばされて事がある」
 
との事で 大仏の廻りに数箇所石束が残っていますが その建屋の基礎だそうです。
 
勉強になりました^^
 
しかし
 
 
 
 
大仏さん でっかいww
 
 
ついでに湘南の夕焼け
 
 
 
真ん中に見える影が富士山です。
 
冬来ると バカみたいデカイ富士山見えるんですよねぃこの海岸^^





Twitterで見つけた画像です。じゃりン子チエでしたっけ。
 

人間に一番悪いのは

腹がへるのと寒いゆうことですわ

 
   
 

現代日本で「ひもじい」と感じる事は殆ど無くなったと思います。
 
 
ですが「寒い」はどうでしょう。
 
暖房費を掛けないで暖かい家に暮らせる事って
幸せ以外の何物でも無さそうです。









今回はお問い合わせの多い「アラウーノ」について。
 
御存知パナソニックの出している便器です。
 
 
 
食器用洗剤を使って自分で自分を洗うとか
いっぱいの泡で便器を包むなんて とっても良さげです。
 
ぢゃ 自分ちに使うのか?と言われたら個人的には・・って感じです。
 
まずアラウーノの素材は有機ガラス。
 
ガラスと言いますが 早い話が樹脂系のプラスチックです。
 
ちょっと固めのブラシで擦ると傷が付くでしょう。
 
だから自動洗浄な訳で さすがパナソニックと言った所です。
 
ただ問題はソコでは無く 他メーカーと大きく異なるのが排水システム。
 
パナとしては一押しのシステムなのですが「ターントラップ方式」と言う
オリジナル排水なのですが 実はこれモーター可動。
 

 
 

そうです。モーターって事は経年で必ず壊れます。
 
まぁ壊れたら直せば良いのですが 実際メーカーメンテとなると
同じ市内の移動でも出張費が付き たぶん故障部交換に3~4万は掛かるでしょう。
 
いぁ ウォシュレットなんかも壊れるのだから一緒でしょ?
 

ええ一緒です。

 
でも壊れる部分は少ない方が良いですよねw
 
まぁウォシュレットの場合は壊れたら使えないだけですけど
このトラップが壊れると 排水は一回一回自分でやらなきゃイケマセン。

 
 
 
 
そうです。

 
壊れなくても「停電時」は汚物の排水すら出来ないので 狭いトイレの中
便器の後ろ側に手を突っ込んでハンドル回さなければなりません。
 

停電時の真っ暗闇でですよww

 
また停電時には それだけで無く ターントラップより上まで
水を入れるのを忘れないで!
 
 
 


貯めた水が無いと下水の臭気が全部上がってきます。

 
固定トラップの便器なら そんな事は一切考えなくても良いのです。
 
あと タンクが無いのも断水時には面倒ですね。

 
~~~と言うのが躊躇する理由。
 
なるべく電動部分は少ないシンプル構造が良いなって思うのです。
 
 
それでも使いたいとの事なら 上下など2箇所以上トイレがある家の場合で
どちらか一箇所なら良いかなって感じですね。
 
ちなみに
 
うちではコレ通常メーカーの便器より お安くお出しする事が出来ます。
 
ですが
 
そんな理由であまりお勧めしないって感じですね。
 


もちろん
 
だからダメ!では無く単なる個人的見解ですからねw


インフォームド・コンセントのひとつ位にお考え下さいませ^^






昨日は特番やってましたね。ご覧になった方も多いのでは。
 
緊急!池上彰と考える 巨大地震その時命を守るためにⅢ』
 
 
 

その中でRC(鉄筋コンクリート)造6階建マンションの倒壊実験していました。

 
 
 

え?現行耐震基準でも【阪神大震災クラス】の地震来ると壊れるの?
って心配になられた方も多いかと思います。
 
啓蒙としては良いのですが ちょっと恐怖を煽り過ぎでしたねw
 
まずE-ディフェンスの乗ったのが実物では無く1/3スケールのRC。
 
鉄筋等 躯体詳細はありませんでしたがコンクリートの骨材や粒子などは
通常のサイズかと思います。となると単純に摩擦や接合面積も1/3と言う事に。
 
まぁ「壊す事」を目的とした実験ですので そこまでは問いませんがw
 
こんなショッキングな映像を流して「阪神大震災クラス」で・・なんてヤラれると
 
 
 
そりゃ心配になりますよね(^^ゞ
 
 
実際120%強度で揺らしたみたいですが その辺は触れられていませんでした。
 
「壊すため」の実験であり「啓蒙」の為の放送ですからダメとは言いませんが。
 
実験をした某建設会社の免震技術のCM感が半端無かったなとww
 
 
木造の場合 地震に負けないためには
 
まず軽く造ること!
 
緊結部を強化すること!
 
壁面での強度を的確に配置すること!
 
重心を低くすること!
 
正しい計算に基づいた正しい施工監理が一番大切ですよ。
 
両たすき筋交いだから強い 面材だから強い では無く
何を何処にどれだけ配置するか そしてそのバランスが必要なんです。






ふと目に入った ジュニアが使ってる高校・日本史の教科書(クリック)
 
 
 
かっこいー建物ぢゃありませんかw
 
上げ下げ窓にペディメントやキーストーン。
ブラケットやコラムを建てた車寄せに 屋根に付いたドーマーまでオシャレ。
 
ちょっと調べたら 福岡県にある旧立花寛治邸らしく。
 
資料によると 明治43年に立花家の迎賓館として建てられた
鹿鳴館様式の流れをくむ伝統ある建物との事。
 
105年前の建物ですか。うーん いーね。
 
現在も レストランや宿泊施設として現存している様です。
 
 
やはり良いデザインは耐久性の一旦を担ってると言う事でしょう。
 
機会があったら是非とも寄ってみたい。





ワタクシ 何を隠そう高所恐怖症なので
 
こーゆーの見ると泣きそうになりますw
 

 
でもコレ 普段は見えない部分の収まりなんか見えて結構面白く^^
 
 
壁上パラペット部まで上げた換気口(換気扇のフードに近い扱い)とか
 
 
 
集合チムニーのポットとか
 
 
 
向こうの陸屋根って防水シート保護の為にも石置いてあるんだよねぃとか
 
 
 
ハイサイドウォール こー設けるかぁとかね
 
 

ただ・・ルパンぢゃ無いんだからスレートの上滑っちゃイケマセンw
 
 
 
あと・・雨樋登ってもイケマセン(爆
 
 


と言うより・・
 
 
これ ゾンビから逃げてる映像でした(汗

 
 
 
機敏なゾンビ やだ (-_-;)






嫌な揺れに起こされ TVを付けるも情報は無く
出社した後 事の重大さに気づいたあの日から20年。
 
倒壊した木造家屋の殆どが 新耐震基準1982年(昭和57年)以前の
建物とされましたが 実は築浅の建物も数多く倒壊していました。
 
しかし それは間違いなく欠陥住宅であり 4000人を超す
建物起因死者の何割かは人災だと深く憤りを感じた事を覚えています。
 
あの震災後 1996年・2000年・2006年と耐震基準は見直されました。
 
正しく基準を守れば 地震で死ななくて良い建物基準が出来た訳です。
 
地震で死ぬ建物と 死ななくて良い建物とは雲泥の差があります。
 
更に意識の高いビルダーは 地震後も普通に住める住宅を目指しました。
 
地震で死なない建物と 地震後も普通に住める建物でも雲泥の差がありますよね。
 
 
私達は後者のビルダーとして「命と生活を守る」事を提供したいと考えています。
 
 
「医は仁術」と言われますが「住も仁術」だと捉えています。





クリープ現象:
 
一定の荷重が持続して作用する際、材料の変形が時間と共に増大する現象。
 
部材に荷重を与えると変形が生じますが、荷重を除くと元に戻ります。 
木造建築における積雪荷重などを想像すると分かりやすいですね。
 
この変形を「弾性変形」と呼びますが、荷重が継続的に与えられると
弾性変形に加えて時間の経過とともに変形が進行していきます。
 
これをクリープ現象といいます。
 


それを踏まえ本日の移動中に見つけた一枚。
 
 
 
昔の学校でしょうか。少し前まで公民館として使われていた様ですが。
 
ここまで来るとクリープと呼んで良いかどうか(謎
 
 
 
窓のあたり ぐわんぐわん曲がっているのが良く解りますね。
 
ただこーゆー建物とか 歴史的だから残せって声がある事も事実ですが
治して元に戻るか?とか安全に長期的に存在できるか?などは
ノスタルジックな思想とは逆に位置します。
 
 

治して良い建物 治すのはモッタイナイ建物ってあると思うのです。
 
古民家再生なんて聞こえは良いですが そこに住まう住宅の場合は特に
生活レベルの改善や安全がコスト的に見合うかって視点も大切かなって。
 
単に見た目だけ新しくなるとか デザインだけ今風になるなんて改装は
コストにもよりますが 結構モッタイナイ話なのでは?なんてね^^



個人的に建物のリフォームやリノベーションを考える時は


「お金を掛ける価値があるか?」
「新しく創り替えるよりコスト的に見合うか?」
「性能を更新する事で長期的に安全に快適に存在できるか?」
「性能を更新することで資産になりうるか?」

~~~なんて事を天秤に掛けて考えています。





カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
こんにちは。
HN:
Eye's @ オカダ
性別:
男性
自己紹介:
アイコン、くっ てしてますがw

【 ハウジングアイズ 】では、飛騨高山にてパッシブな高断熱思想を用いて、恒久的な省エネ快適住宅を御提案しております。

豊かな自然に恵まれたこの飛騨を、もっと住みやすく楽しくw そして笑顔と技術を全国へ。

MAIL = infoあっとhousingeyes.com
ふぉろーみぃ
最新コメント
[09/22  ハレルヤ@あいず]
[09/21  あおはる]
[02/06  ハレル屋@あぃず]
[02/06  可愛いおくさん♡]
[08/23  ハレル屋@あいず]
ブログ内検索
最新トラックバック
アーカイブ
忍者ブログ [PR]
PR